初めての出産で、妊娠中のこととか出産時のこと、子育てや市の制度などなど、色々と分からないことだらけ。近くに先輩ママや妊娠中のお友達もいないし、相談するにも母や遠くに住んでいる友人くらいです。
“たまひよ”とかを参考にするものの、やっぱりなんとなく具体的にはよく分からないのと、出産後のママ友達が欲しいというのもあって、通っている病院で受けられる4ヶ月目と8ヶ月目のプレママ教室に期待していたんです。
家から出るときは「ママ友達作ってくるねー!」と勇んで行ったんですが・・・、説明会タイプに並べられたイスに座るので両隣くらいしか話せるチャンスがなく、講師のお話が始まると話すタイミングすら失い、終わったら皆さんバラバラと帰っていってしまいまして、完全に機を逃し、成果0で帰宅してしまいました。
子供のためにもママ友達を作っておきたいし、病院では分からなかった市の制度とかも知りたいし・・・と悩みを抱えていたところ、“広報やちよ(
PDF版はこちら)”の紙面で八千代市でも「マタニティ講座」を開いているのを知り、さっそく申し込んでみました!
マタニティ講座の対象者は、基本的に初めて赤ちゃんを出産する妊娠7ヶ月以降の方とされています。安定期の7〜8ヶ月に受講するのが望ましいみたいですが、例えば双子ママの場合はお腹が大きくなるのも早く、この時期に受けるのが大変かもしれないので、6ヶ月目とか早めに申し込む方もいるようです。
また、初産じゃなくても「下の子のママ友達が欲しい!」ということで参加を希望される方は、とりあえず申し込み先に相談して定員(先着30名)に余裕があれば対応してくれるようですよ。
講座は毎月開催が予定されていますが、3日間1セット(週1回×3週)になっています。掲載記事には@助産師による妊婦体操、A簡単な調理実習と歯科医による講話、B先輩ママとの交流会、という講座内容が書かれていました。“友達をたくさん作って、妊娠・出産・育児を楽しみましょう。”というフレーズも書かれていて、こういうのを待っていたのよー!と勝手に1人で盛り上がったり。
さて、その講座の申し込み先は保健センターの母子保健課(047-486-7250)で、場所も保健センターだそう。
・・・保健センター?
八千代中央駅からちょっと歩いたビッグAの裏あたりにある、八千代警察署の向かいにある、あの白い建物だわね?
とりあえず電話を入れてみます。
「すみません、広報やちよで掲載されていたマタニティ講座に参加したいのですが・・・」
すると、日時や持ち物など丁寧に紹介してくれました。何かご質問などはありますか?との問いに、最初のころ切迫流産もやってたし、妊婦体操というのだけが気になり「この体操はハードなんですか?」と確認しました。
「いえいえ、そんなことはありませんよ。妊婦さんは腰痛があったり肩こりがあったり、足がつったりというトラブルもあるので、そうした悩みを解消できる軽いストレッチのようなものが中心です。
そんなに動きませんから、服装も動きやすいものであればジャージとか特別な格好でなくて大丈夫ですよ。ただ、出来ればズボンの方がいいですね。」
とのことでした。なら安心!
ついでに、マタニティ講座の下に紹介されていた「パパとママの子育て教室(半日コース)」というのも合わせて申し込んでみました。
内容は“2人でTRY!赤ちゃん人形でおふろの入れ方実習や妊娠・出産・子育ての話をします”とのことです。
なび夫さんにはまだ確認してないけど、この日は土曜日だし強制的に参加させよう!
ちなみにこちらのコースも初めて赤ちゃんを迎える夫婦となっていますが、さらに“又は世話をする予定の祖父母など”とも書かれています。
電話口でも「ご主人以外に、どなたか参加をご希望の方はいらっしゃいますか?」と確認されましたが、うちは夫婦だけで・・・と2名で応募。核家族化が進んでいる一方で、少子化や共働きということもあって、おじいちゃんおばあちゃんも一緒になっての子育てがかなり浸透しているんでしょうか?
ちょっと意外で、へぇーっと思ってしまいました。
ちなみに、こちらの定員は、先着30組となっています。
両コースとも講習料は無料ですが、マタニティ講座の第2課で行われる調理実習のときだけ、食材費として150円お支払いすることになります。
持ち物は、毎回母子手帳と筆記用具、(自動販売機がないので)必要な方は飲み物を持参するということになっています。
いよいよ木曜日、マタニティ講座第1課の受講日がやってまいりました!
1・3課は13:15〜15:45、2課のみ調理実習などがあるため11:00〜14:45となっています。15分前から受付開始とのことだったので、早めに行くことに。
保健センターは、警察署との境にある道路側からしか見たことがありませんでしたが、正面入口はこんな感じになっています。
左側には「急病センター(
詳細はこちら)」の入口があり、中央の自動ドアから風除室を抜けた先に保健センターの窓口が設置されています。
中はとても清潔感があって、キレイなイメージです。私、恥ずかしながらずっと保健センターって保健所かとばっかり思ってたんです・・・。犬とか一杯いるのかと勘違いしていたので、こういう施設だと今回分かって本当良かった。
入った正面には黒板が立ててあり、「マタニティ講座会場は二階です。」と案内が出ていました。
その右手にある階段を上がってもいいですし、腰や足が痛くて階段がツライ方はエレベータを利用しても2階へ上がれます。
階段を上がった先に、長テーブルの受付が設置されていました。
「こんにちは、お名前をお願いします。」
お伝えすると、A〜Dの4枚に分かれた紙それぞれに参加者が羅列してあって、自分の名前が書いてある紙の“第1課”の欄に○を書きます。それから、本日の資料を手渡されて教室内へ入っていきます。
ちょっと広めの教室には、向かい合わせにセッティングされたテーブルの島が4ヶ所用意されていました。それぞれにA〜Dの立て札があるので、自分のグループの場所を探して、7〜8席あるパイプ椅子へ適当に座ります。
このA〜Dというのは、地区で分けられているようです。八千代台、緑が丘、村上、ゆりのき・萱田などに大きく分けて、なるべくママ友達になった時にも会いやすいメンバーになるよう配慮されているよう。
席に着いたら、自分の住む地区名、出産予定日、名前を紙に書いて名札として胸に付けておきます。出産予定日も分かると、何となく「近いですねー!どこの病院に通ってらっしゃるんですか?」とか話の切り出しにも使えてとっても便利!
みんな初めて顔を合わせるんですが、同じ境遇にあるというだけでなんともスムーズに会話が弾んでいくところが面白い。
さあ、なび子!このグループ全員とママ友達になって帰るのよ!お母さん頑張るからね!と、心の中でお腹に向かって誓いを立てる私・・・。
早めに到着したのが良かったのか、次々いらっしゃる方を順番に覚えられました。顔と名前が一致して、なんとなく良い感じになったところで13:15をまわり、いよいよ第1課スタートです。
「初めまして。」と母子保健課の方の挨拶から始まり、助産師さんを含めたスタッフの紹介がありました。それから本日のスケジュールの説明に移ります。
〔第1課 スケジュール〕
13:15〜 オリエンテーション(自己紹介)
13:40〜 助産師の講義
休憩10分
14:20〜 妊婦体操(隣の部屋へ移動)
15:30〜 次回のオリエンテーション
「保健センターの母子保健課では、今回のようなマタニティ講座のほか、離乳食教室、栄養相談、歯科相談などを行っています。子育てについての心配ごとや、ご家族・お母さん自身の健康に関することなどお気軽に相談してもらえる場所です。
スタッフには保健師や栄養士、歯科衛生士などもいますし、今までこうした施設をご存知なかった方も沢山いらっしゃると思いますが、ぜひご活用くださいね。
このマタニティ講座の目的ですが、皆さんが安心してお産・育児が出来るように知識を学んでいただくことと、地区ごとに分けて座っていただいていますが、お友達作りの機会にしてもらえればと思っています。特に八千代市は転入の方が多いですので、ぜひ良い機会にしてくださいね。
さて、こちらの施設のご案内ですが、お手洗いは1階と2階にあります。休憩が10分ありますが、途中でもお手洗いに行きたくなったらご自由にご利用ください。また、空調が寒すぎたりということがあったらお声を掛けてくださいね。エレベータもありますので、階段が辛い方はご利用ください。」
そのあと、配られたテキストなどの確認もありました。
今日は「お産の進み方」「妊婦体操」の各1枚ずつA3の資料と、黄色い「母子保健テキスト」という冊子が配られました。
このテキストは第3課の終わりに回収しますが、それまで自宅でゆっくり読むことができます。
また、受講日が書き込める小さな用紙も頂きましたが、これは講座の内容と受講日が母子手帳に貼れるようになっています。
ちなみに第1課の内容には「お産に向けての心と身体の準備(呼吸法と補助動作)」とありました。
自己紹介のために15分ほど時間が設けられ、グループ内で順番にお話していきました。名前や住んでいる場所、産院や出産予定日などを話していると、「もう性別って分かりました?」とか「やっと肌着とか買ったんですけど、服って最初洗って使うんですかね?」とか、各自聞きたかった細かいことが、わらわらと噴き出してきます。みんな同じようなことで悩んでいて、同じような心配や楽しみがあって、(みんな初心者なんで微妙に問題は解決してないんですけど)なんだか安心感が出てきました。
あっという間に13:40になり、助産師さんの講義へと移ります。
あまり詳しく書いても、これから受講される方の楽しみが減ってしまいそうなので、軽く紹介しますね。
まずは、目の前にある赤ちゃん人形を実際に持ってみて、新生児がどんだけの重さで、首がぐにゃぐにゃなのか感覚を体験します。それから“胎内記憶”についてのお話、妊娠月数によってどう赤ちゃんが成長しているのか、新生児についてのクイズなどを通じて、赤ちゃんに対する具体的なイメージをつかみます。
さらに、楽なお産のためのポイントや、陣痛の痛みについて実際どんな感じなのかの説明、破水のときの注意、分娩のときの呼吸方法について資料を見ながらの説明がありました。
それから、実際に赤ちゃんがどうやって骨盤の間を抜けて出てくるのかを、模型やビデオを参考に教えていただきます。
30分程度の短い時間で、産院でのお話とかぶる部分はありましたが、もっと具体的なイメージしやすい内容で、とても興味深く伺うことができました。
ちなみに今回の助産師さんは「ミッドワイフ千葉」という無料電話相談のご担当もされているそうで、とても心強い窓口でしたのでご紹介します。
〔ミッドワイフ千葉〕
http://www.midwife-chiba.org/work.htm(社)日本助産師会千葉県支部が設けている相談窓口だそうで、助産師さんが妊娠や出産、母乳、育児について、また家族計画や思春期・更年期相談なども対応してくれます(相談料金は無料ですが、電話代は普通にかかります)。
080-5039-4720(代表)
受付時間/月〜金、10:00〜16:00
※20秒程の発信音の後に、担当をお知らせします。
14:20からは、この教室の右隣にあるじゅうたんが敷かれた部屋へ移動して「妊婦体操」を行いました。
靴を入口で脱いで、用意されている座布団を各自持って先ほどのグループ毎に輪になります。いきなり妊婦体操を始めるのかと思っていましたが、まずは赤ちゃん人形を目の前にして、授乳についてのお話から始まりました。
実際に赤ちゃん人形を持って、授乳のときの抱き方を何パターンか体験し、全然上手く持てないことに超不安を抱えつつ・・・何とか終了。
そのあとようやく妊婦体操が始まりましたが、体調が悪かったり途中でお腹が張ってきたら休むように注意がありました。
妊婦体操には、腰痛や肩こりを防いで、妊娠中を快適に過ごせるように、またお産のときに使う筋肉や関節を和らげて準備をするという目的があるそうです。腹式呼吸からはじまり、首をまわしたり足を前に出して動かしたりという簡単な動作から、二人一組で猫のポーズやしゃがみこんでスクワットのようなことをしたりしました。
そんな長い時間ではなく、ひと通り用紙に書いてあるポーズを行った後は、お腹の大きな妊婦さんが寝やすいとされるシムスの体位で5分ほど休憩となりました。その間は部屋の電気も消えて、オルゴールの音楽が流れて、本当にそのまま寝てしまいそうになりました・・・。
その後はじめの部屋に戻ってから、次回の調理実習で作る内容や持参するものなどの説明を受けて、第1課のアンケートを書き、名札を帰りに返して本日は終了です。
他のグループの方とはなかなかお話できる機会がありませんが、同じグループ内の人とはかなり良い感じです。次回は時間も長めだし、メール交換とかしておかなきゃ!
〔その2へ続く〕●八千代市子ども部母子保健課 047-486-7250
千葉県八千代市ゆりのき台2-10(八千代市保健センター内)(
地図)
※月〜金 8:30〜17:00
※保健センター詳細/
http://www.city.yachiyo.chiba.jp/siyakusyo/kenkou/hoke-c.html