翌週木曜日、マタニティ講座第2課の日がやってまいりました。
今回のメインテーマは調理実習!「何か主食になるものを持ってきてください」というお話だったので、行きにコンビニでおにぎりでも買おうかと思ったのですが、やっぱり何となく「他の人がみんな手作りで持ってきてたら恥ずかしいかも・・・」という思いに苛まれ、一応手作りのおにぎり2つとお茶、そしてエプロンを持参。
さらに“食後の歯みがきをする方は、歯ブラシを持ってきてください。”ということだったので、一応歯ブラシもバッグに入れてきました。
今回の受付時間は10:45〜11:00。第1課のときのように、教室手前で受付を済ませます。自分の名前が書かれた「2課」の欄に○をつけて、調理実習の食材代150円を支払うと、その領収書と本日の資料が手渡されました。
教室に入ると、前回同様グループ毎に席が分かれています。前に座った場所には既に誰か集まっている様子。「こんにちはー!」と声を掛けつつ近寄ってみると・・・??あ、失礼。違うグループの人だった!
毎回同じ場所に同じグループの席が用意されているのではなく、微妙に位置変えがされているみたいです。なんせ2回目なので、前回お話した同じグループの人なのかどうか遠くから判断するのがかなり困難!
他の人も結構引っかかってるようで、「こんにちはー!」と近づいていったものの、あれ?すみません!グループが違いました!と慌てている方がかなり目立ちました・・・。実はこの場所移動も、話すきっかけとして仕込まれてる?
席につくと前回作成した名札が置かれており、これを各人がまた胸につけて受講します。前はドキドキしながら始まるまで探り合っていた感じでしたが、今回は皆さんすっかりラフな雰囲気。
誰からとも無くメールアドレスや電話番号の交換が始まり、開始までのわずかな時間で手帳にメモったり、赤外線受信をしたりと大忙し!
「皆さんこんにちは。本日のスケジュールをご説明します。」
〔第2課 スケジュール〕
11:00〜12:50 オリエンテーション、栄養士による講話、調理実習/会食
12:50〜13:15 休憩
13:15〜14:30 歯科医師による講話、歯科衛生士による歯みがき指導
14:30〜 次回のオリエンテーション
「今日は栄養士の方から妊婦さんの食生活について25分ほどお話をしたあと、隣の調理実習のお部屋へ移動します。おかずを2品作っていただきますが、みなさん主食はお持ちですか?
休憩を挟んだあとは、2グループ毎に分かれていただき、片方はこのお部屋で歯科医師による講話を聴いていただきまして、もう片方のグループは別のお部屋で歯みがき指導を受けていただきます。歯ブラシが無い方にはお渡ししますから申し出てくださいね。」
あれ?歯ブラシって、歯みがきがしたい人だけじゃなかったんだ!思い違いかと思ってましたが、同じグループの方にも「あれー?歯みがきしたい人だけだと思って持ってこなかった」という方が!
2課では歯ブラシも忘れずにお持ちください。
さて、まずは配布された黄色い用紙を広げながら、栄養士さんのお話を伺いました。
「妊婦さんは特に食生活を気を付けたいとお考えだと思いますが、“バランスの良い食事”というと、どのようなものを用意すれば良いと思いますか?それは、ご飯やパンなどの主食と、魚や肉などの主菜、そして野菜や海草などによる副菜の3つ揃った食事です。」
実際それを準備するのが大変なんだよー!と突っ込みたくなる話し出しだったんですが、なるほどと思ったのはこの後のたとえ。
「朝ごはんとして、パンとコーヒーだけで済ませてしまう方も多いかもしれません。ですが、ここに“主菜”となる目玉焼き、“副菜”として冷凍しておいたブロッコリーをチンして添えるだけでバランスの良い食事になります。」
あー、そうか。手の込んだ一皿を作らなくても主食や主菜になるんだ!
つい複数の食材を使わないと「一品」にならないイメージがあって、お皿を3種類用意するのは面倒という頭がありました。だから1人で済ませる朝ごはんや昼ごはんは、単品だけで量さえあれば良しとしてしまいがち。
そこを、ちょっと見方を変えて「ご飯に納豆を添えて、野菜ジュースを一杯飲もう」とか、「カレーだったらご飯と野菜とお肉が入っているから、これだけでバランス良いのかな?」とか、お皿の数じゃなくて中身を“主食・主菜・副菜”に置き換えるだけで、食卓にあと何を乗せれば良いのか考えるようになりました。
もちろん沢山の食材を上手に料理して食べたほうがより良いバランスになると思いますが、こんなズボラな感じでも意識するだけで何だか食事に対してちょっと気を使うようになりますよね。
目からうろこの、良いアドバイスを頂きました。
他にも「赤ちゃんでも若者でも、老人でも妊婦さんでも、この3つのバランスというのは変わらなくて、必要なエネルギー量によって主食を増やしたり副菜を増やしたり・・・と全体の量を増減させるだけで、どれも削ったりしません。」という話や、「3度の食事で採りにくいその他の栄養(乳製品や果物、イモ類など)は間食で補うと良いですよ。コーヒーに牛乳を入れるだけで、乳製品は簡単に採れますよね。」というアドバイスなども参考になりました。
どの話も、より毎日の食事に生かしやすい“豆知識”的な内容だったので、大変興味深く伺うことができました。
あっという間に25分が経ち、本日メインの調理実習の部屋へ移動することに。場所は廊下を出てすぐ隣にある部屋なんですが、学校の調理実習を思い出すような銀色の流しが横に付いたテーブルや食器棚は、まさにあの懐かしい光景そのものです。
「本日は、野菜たっぷりの和風ミルクスープと、はんぺんの小松菜和えを作っていただきます。」
食事の時間も含めてあと1時間あまり、間に合うのかしら?と不安に思ってましたが、テーブルの上にはすでに茹でて絞ってある小松菜や、計って小ボールに合わせてある調味料、そしてコンロには蓋のしてある鍋が・・・。
「時間の関係もありますので、鍋には切ったじゃがいもやニンジン、玉ねぎがすでに煮込んであります。また、小松菜和えは、あとはんぺんを切って調味料と小松菜を合わせるだけですので、皆さん分担して作ってみてください。」
テレビの料理番組もビックリの、超省略タイプ実習!面倒な工程が済まされているのに手作り感が味わえますし、これくらいの方がいいのかも。
それでも勉強になることは沢山ありました。
和風ミルクスープの味付けには、なんと味噌が使われるんです。具材はじゃがいも、にんじん、玉ねぎ、ベーコン、キャベツで、これを水1カップに対して牛乳半カップで煮込み、最後に味噌大さじ1を溶くだけ!他に塩やコショウは入れません。牛乳に味噌?!とちょっと違和感はありましたが、実際頂いてみるとそれほど味噌感はなく、逆に洋風過ぎないのでおにぎりにも違和感なく合いました。
はんぺんの小松菜和えは、茹でた小松菜に一口サイズに切った生はんぺんをボールに入れて、めんつゆ大さじ1、砂糖小さじ1、みそ小さじ1/2で味付けをし、最後に白ごまを振り掛けるという簡単副菜。
ポイントははんぺんの切り方!包丁ではなくフォークを利用するんです。1.5cm幅くらいに切り分け、ひとつづつにフォークの背で押して細い切り込みを入れていきます。丁度タコさんウインナーの焼く前みたいな状態?になるんですが、このひと手間でぐっと味がしみるようになります。はんぺんはどう使っていいか分からず、私にはあまり馴染みのない食材だったんですが、今回「バターとかで焼かなくても、生で簡単に調理できて手軽に食べられるんだ!」ということが分かり、とっても身近に感じることができました。
あっという間に調理は済み、各グループ6〜7人で調理テーブルを囲みながら会食となりました。そこへ栄養士さんなど保健センターの方が1名ずつ入ってくれるので、食事についてのお話など気軽に質問しながら食べることが出来ます。
みんなやっぱり自分でおにぎりを握ってきたり、サンドイッチを持ってきたりしてました!あ、でもコンビニタイプの人も結構いるかも。どちらにしても、あまり気にしなくて大丈夫そうです。
「おかずはそんなに量はありませんから」という話でしたが、とんでもない!結構なボリュームで、おにぎり2つ目は残してしまいました・・・。
食事が済んだら食器を片付け、13:15までしばらく休憩時間です。
お手洗いの洗面台と、歯みがき講習を行う教室の流しで、食後の歯みがきをする人が溢れてました。
なかなか自由にお話し合う時間帯が少ないので、ここぞとばかりに今朝のメール交換の続きに没頭!講習も2回目ともなると、各グループとも皆さんすっかり仲良しチームになってます。地域別のグループということもあって、近所の環境も、よく行くスーパーも同じだし、話題が作りやすいのもあるかも。
あっという間に休憩時間が終了し、午後の講習が始まります。ええ!もう?まだアドレス全部登録できてないよー。(何しに来てるんだ?)
A〜Dの4グループあるうち、2グループが先に歯みがき実習の部屋へ移動し、残りはそのまま教室でビデオ鑑賞&歯科医師会の先生による講話を聞きます。
ビデオはちょっと登場人物が古めではありますが、内容は分かっているようで、再認識することがとても大事なことばかり。
例えば、赤ちゃんが何でも口に運ぶ時期になったら、歯ブラシを与えてみると歯みがきに抵抗なく始められるようになるきっかけづくりになる、とか、妊娠するから歯が悪くなるのではなく、つわりなどで歯みがきが出来なかったり、たべづわりとかでしょっちゅう口の中に食べ物が入ってたりするから虫歯になりやすい、とか、へーっと思うような豆知識的な感じでもあります。
中でも印象に残ったのは、“まずは野菜などの味を慣れさせるなどして甘いものは先の楽しみにとっておきましょう、3歳までは虫歯にしないようにすることがママから子どもへのプレゼントです。”という言葉。
後の歯科医師の先生もおっしゃっていましたが、3歳で虫歯になってしまうのが2〜3割、5歳で半数の子どもが虫歯になってしまうそうです。乳歯だから虫歯になってもまだ大丈夫という考えは間違い!小さいうちはお母さんが子どもの歯をきちんと守ることが大切なんですね。
歯科医師会の先生のお話も、グラフなど具体的な資料を見せてもらいながら、特に子どもの歯について気をつけなければならない注意点など興味の沸く内容でした。生え始めのころの手入れ方法や、虫歯予防に効果的な歯磨き粉の種類、八千代で受けられる乳児歯科検診について、などなど。
また、雑誌などでミュータンス菌が大人からうつるということがよく書いてあるけれど、うつることを怖がるよりも、手入れを大切にしてリスクを軽減すれば大丈夫というような、たまひよでは得られない話も交えてくれたりと、ビデオに引き続きうなずくことの多い内容充実な講話でした。
30分ほどで、歯みがき実習グループと交代になります。
講話を聞いたいつものメインの教室から、廊下を挟んで向こう側にその部屋はあります。入って左側には10人くらいが同時に使える長ーい流し、そして部屋には2人掛けの長テーブルが教室っぽい感じで並んでいます。
歯ブラシを忘れてしまった方は、入口で使い捨てのもの頂いてました。各自着席して、講師の方の指導を受けながら、よく小学校で使った口が真っ赤になる薬を使用しての歯みがきチェックが行われます。
大人になってからこれをやったことがなかったので、「ここがいつも磨けてなかったのかー!」と再確認。家でもときどきやってみたくなりました。
さらに、子供用の歯ブラシなどを見せてもらったりして、20分ほどの実習は終了です。
元の教室へ移動し、みんな舌や口のまわりを赤くしながら、次回のオリエンテーションを受けました。来週はおむつ交換や抱っこの仕方、そして3〜6ヶ月くらいの赤ちゃんのいる先輩ママとの交流会などです。
前回体操を行った絨毯の部屋でお話を聞いたりするので、スカートよりパンツの方がいいかもということもおっしゃっていました。
そうだ、来週の前には、応募しておいたパパママ教室が土曜日にあるんだった!同じグループの方に「パパママ教室いらっしゃいますか?」と尋ねると、半数くらいが参加予定だとか。じゃあ、ダンナさんにもお会いできますねー!なんてお話しながら、再会を約束。
この日は、保健センターを出ても話が尽きず、じゃあこのまま近くのお店でお茶でも・・・ということになりました。
そういえば、よく保健センター向かいの「喫茶カノン」でも、お腹の大きい女性グループがお茶を飲んでいるのを見かけますが、きっとこの講習会の後とかに利用してたんですねー。
〔その3へ続く〕
●八千代市子ども部母子保健課 047-486-7250
千葉県八千代市ゆりのき台2-10(八千代市保健センター内)(地図)
※月〜金 8:30〜17:00
※保健センター詳細/http://www.city.yachiyo.chiba.jp/siyakusyo/kenkou/hoke-c.html
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保育園民営化の問題は、まだまだ落ち着いていない様子なのに、6月議会で話がまとまったような雰囲気がありますね。
「これから具体的な内容について検討していく」といったニュアンスでしたし、今後も引き続き父母の立場での意見はどんどんアピールしないといつの間にか決まってしまいそうです。
ぜひ私も当日お伺いできればと思いますが・・・なかなかまだリズムが出来てないので傍聴席でも泣き出してしまいそうだし(>_<)当日都合がついて行けそうだったら頑張ってみますが、行けなかったらぜひ議会の雰囲気などコメントを寄せてください。
あと、前回は市側のお話をレポートしましたが、ぜひ機会があれば今回の陳情書を提出した経緯や、今どんなことを不安に思っているのか、どういう問題がありそうなのかといった父母側の目線からのレポートもしてみたいと思っています。
もしよければ、やちなびの問い合わせメールアドレスまでご連絡くださいませ^^