2016年07月18日

八千代の「ふるさと納税」にお礼品登場!

2008年から運用がスタートした「ふるさと納税」。
すっかり浸透してきた感がありますけれども、皆さんは活用されていますか?

ここ八千代市にも、ふるさと納税の制度はもちろんありましたが・・・なんと、昨年まで「返礼品無し」という強気スタイルだったのです。

え、それって・・・完全に寄付じゃん!!



予想通り、
納税金額は予定より大幅ダウンへ・・・。


その結果を踏まえ、平成28年4月から八千代市でもお礼品を用意するということになったらしい!
ふるさと納税サイト「さとふる」に、一括代行業務を委託してあります。
⇒ さとふる 八千代市ページ

登録されている中に、道の駅やちよの農産物直売所「クラフト」さんから提供するセットもあるそうで、開設記念祭のイベントに立ち寄ったときにチラリと話を伺ったのですが、4月以降の出荷数から考えて・・・どうやら『まだ浸透していないかも・・・?』との印象らしいので、微力ながら宣伝。

↓ 八千代市の農事法人組合「しまだ」のコシヒカリ5kgと、特別純米・やちよ桜(720ml)のセット。
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以前、八千代市への納税をお考えになって、
「っておい!返礼品無しかー!」
とズッコケた方、今一度、八千代の味覚・品に目を留めてみてはいかがでしょうか?

★八千代市では、平成28年6月1日から新たなふるさと納税の運用をはじめました(市HP)
詳細はこちら↓
http://www.city.yachiyo.chiba.jp/42000/page000001.html
posted by やちなび子 at 05:56 | Comment(0) | 八千代市の取り組み | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月04日

フルルガーデン八千代へ期日前投票に行ってきました!

来週の7月10日(日)は、参議院議員通常選挙の投票日。
今回は、選挙権年齢が「満20歳以上」から「満18歳以上」に引き下げられて初めての選挙!ひとりでも多くの方が投票に向かわれるといいですね。
八千代市では「より投票しやすい環境を!」ということで、投票場所についても色々と取り組みを広げているようで、期日前投票についても今や市役所だけではないのです。

昨年からユアエルム八千代台店、イオンモール八千代緑が丘でも投票が出来るようになっていて、いよいよ今回はフルルガーデン八千代に期日前投票のスポットが!!

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期日前投票自体は、市役所2階で6月23日から始まっていますが、ショッピングセンター3か所では7月3日(日)より受付開始とのこと。なび家は10日に予定があって投票できない可能性が高かったので、初めて期日前投票にチャレンジしてきました!

期日前投票の場合は、自宅に送られてきている投票用紙の裏の「宣誓書」に必要事項を書き込んで持参します。書き込む内容はごく簡単なもので、氏名や住所、選挙当日に投票所へ行けない理由を4択から選んでチェックを入れればOK。印鑑などを押す欄はなく、特に身分証明書などを持参する必要もありません。
⇒八千代市選挙管理委員会「白ばらやちよ第48号」に詳細が書いてあります。

期日前投票の場所は、フルルガーデン2階のゲームセンターとダイソーの間の通路を入っていった先らしい・・・。
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あまり普段は人通りが多いところではなく、通路の奥にはトイレがあるだけ。
なになに??!
あのトイレの前あたりで、受付をしたりするわけ?!


まったく想像できないまま、ゲームセンターとダイソーの間の通路へ。

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入口には、さすがに期日前投票場所であることを知らせる看板が立っていました・・・が、あまり目立たず。(むしろ、左右の店舗が目立ち過ぎて、何をしても目立たない可能性が・・・。)


突き当たりを左に曲がると・・・

あ!!
奥に、ヒミツの通路が出来ている!!

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警備員の方が出入り口で「期日前投票はこちらです」と声をかけてくれまして、普段は立ち入ることのできないバックヤードへ。
周囲の壁はベニヤ板が貼られていて、殺風景というか、方向感覚を奪われるというか・・・。
左に曲がって、右に曲がって・・・

え?また右に曲がるんですか??

迷路じゃないですよね?これ、私、帰られる?!

最後の通路の左奥に、ようやく会場の光が。


入ってみれば、いつもと変わらない、投票所の雰囲気。
投票用紙を発行する機械もあるし、期日前投票だからといって特に何が変わるということもなく、問題なく投票できました!


・・・あああ!!
なんと、なんと便利な!!!

いっつも、自宅からまあまあ離れた投票所まで、子ども二人連れて(車だと駐車できないから)歩いて行って、ほんとに結構な一苦労なんですよね。
今でこそ子どもたちも小学生になったからお留守番させたりできるけれど、ベビーカー押しながら、片手には活発に動き回りすぎる息子を手にひいて。

少し大きくなったら、兄弟で投票所で配られる風船を奪い合い。
ひとつだよ!って言ってるのに、もうひとつ欲しいー!!とダダこねられたり、帰り道で必ず片方が風船を割ったりして・・・それか、道路に転がして飛んでっちゃったりして・・・。

あー!
投票、めんどくさ!!

と、何度思ったことか・・・。


まだまだ小さいお子さんがいらっしゃるご家庭や、共稼ぎで土日にやること一杯!!で、ついつい投票から足が遠のいてしまっているご家庭にも、この「ショッピングセンターで期日前投票」はものすごく便利!!

大切な一票、無駄にしないで投票してみませんか?
7月9日(土)の20時まで受付しているみたいですよ!

⇒「平成28年7月10日執行の参議院議員通常選挙」詳細はこちら(市HP)
posted by やちなび子 at 11:10 | Comment(0) | 八千代市の取り組み | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月07日

10/10に八千代が動く?!市議会で今起こっていることについて

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先月の八千代市議会(9月定例会)で、秋葉市長が選挙公約で『農業交流センターと道の駅やちよの間に架ける歩行者専用橋(ペデストリアンデッキ)の建設を中止する』と明言した事業を、存続させる一般会計の修正補正予算案が9/27に可決されました。
それを受けて、秋葉市長は先日の10/4に、市議会に審議のやり直しを求める「再議権」を行使しました。

何だか知らないうちに、どんどんと状況が険悪化している様子に、やちなびにもこんなコメントが届いたりしています。

『米国では、政府と議会のねじれで「債務上限」「新年度予算」の問題で世界経済を揺るがそうかという深刻な事態になっています。
当八千代市でも、金額規模・世界経済への影響は米国に比べるとはるかに小さいものの、「橋のそばの“ハシ”」の建設(3.4億円)を巡って、市長が市議会に対し‘再議権’を行使し、八千代市議会で審議されることになりました。市民及び納税者(零細ながら)の一人として、市政の運営を一部の関係者に委ねる(「おまかせ民主主義」)ことなく、市政・市議会をモニターする一環としてとりあえずその議会を傍聴してみることを皆さんに勧めたいです。』(八千代市在住・Kさん)


再議権というのは“地方自治法に基づく首長の権限”で、議会の議決に対する「拒否権」にあたります。再可決には、出席議員の3分の2以上の賛成が必要となりますが、9月定例会では当初の計画通りに事業費を計上した修正案が共産党、みんなの広場、無所属の6名を除く23名の賛成によって可決されているため、再審議で覆すのは難しいとの見方も。

このペデストリアンデッキについては、本当に色々な意見が飛び交っていますよね。
でも実際にあの農業交流センター前に立ってみると、やっぱり最初の構想自体が橋ありきで考えられているんだろうなぁと思わざるを得ない状況。
まず、クルマで村上方面から16号で向かったときの不便さも問題。
交流センターの駐車場から村上方面に帰る場合、16号に合流するまでに1台しか行き来できないトンネルがあって、初めて利用する方にはとても分かりにくいっていうことも気になります。
緑が丘方面からなら、交流センターの駐車場はとても便利だし、村上・中央方面から来る方は道の駅やちよ側に駐車してペデストリアンデッキを渡ったら、すごくスムーズ。

「橋がすぐ隣りにあるんだから」という表現を簡単に使えるのは、多分実際に使ってみようという気持ちで渡ったことがないんじゃないかしら・・・。
渡ったことがある方なら分かるかと思いますが、大型トラックとかが通るときの風圧が凄い。クルマの重みで橋がぐわんぐわんと跳ねるし、けっこう怖いのです。大人なら問題ないと思うけれど、ここをまだ小さい子供たちと一緒に、両手に荷物で安心して渡っていける?!

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どうにかもうちょっと安心して渡れるように、例えば歩道の幅を広げるとか、柵をもっと高くするとか、すこし改修したらどうかとも思うけれど、この橋は国交省が造ったもので、少しでも手を加えようとすると、ひとつケタが違う費用がかかるとか。
多少の改修で莫大な費用がかさむくらいなら、むしろ歩道専用の橋を新しく架けた方が費用の面でもメリットが大きく、川で挟まれてしまっているみちの駅と農業交流センターの一体感・集客性のアップも狙えるということで、市単独で費用負担せずに済むチャンスの新川事業で、歩行専用の橋(ペデストリアンデッキ)が初期構想の中で組み込まれたそうなのです。


一方で、橋がかかったところで「今」の農業交流センターに魅力がなければ人は来ない。
本当に、ごもっともな意見です。
バーベキュー施設として土日に賑わっているのですが、平日はガラン・・・。

というのも、なに一つテナントが入っていないから。

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↑ こんな張り紙が全テナント区画に貼られているのを見ると、何ともいたたまれない気持ちになります。

交流センターの方から聞こえるのは、「橋が予定通り出来る見通しが立たないから、決まっていたテナントが全部逃げてしまった」というもの。
でも、予定していたテナントが入れば、途端に賑わう見込みがあるのかしら?

私はこの施設の運営について、管理者側に少々押し付けすぎやしないかと・・・。

コンセプトがあるなら、この新川沿いの開発や八千代の農業発展について思い描くものがあるのなら、ぜひ専門の方にもっともっと具体的なアイディアを膨らませてくれるくらい、最後まで面倒を見てから引き渡してはどうかと思うのです。

だって、この農業交流センターを任されているのは、八千代の農家の方々なんですから。


皆さんお忙しい合間を縫って打ち合わせを重ねて、作り上げているんですよ!
バーベキューの企画も、ここでのイベントも。

どうすれば八千代の農業がもっと盛り上がるのか?直売だけではない販売ルートを広げるべく、例えば「収穫体験」をいかに効率良く提供できるようシステム構築するか?
この農業交流センターを拠点にすることで、今までは個別に対応できず畑から直売所へ品を持ち込むしかなかった売り方から、収穫体験の場としても提供できるようにし、お客さんは収穫を楽しめるし農家もその一部利益を還元してもらうことで収穫・販売の手間が省けて利益を生み出せるという好循環をつくる構想を練ったり。
聞けば聞くほど、八千代の農家の方々は本当にアグレッシブ!
お向かいの道の駅やちよの直売所だって、市内農家の方々によって手探りで作り上げられたお店です。農家だからこそ新鮮だけではない品自体の良さへの目利きが光るし、農家の方にとってもメリットがある販売形態を生み出せたりということにつながっているわけです。


だけれど、やっぱり限界があるでしょうに。

フロアの使い方、人を呼び込めるサイクル、きっといろんなアイディアが集まれば、あの施設もうまく歯車が回り始めるのではないかしら・・・。
シンプルで使いやすそうな施設、すばらしい自然豊かな環境、これが生かせていないなんて!
こんなもったいないことありません。
私はやちなびを通して、いろんな農家の方々とお話する機会に恵まれてきましたが、八千代の農家の方々って活力にあふれているなあー!といつも思います。
この思いが、良い形で市民の方々にも享受されていけばと切に願うのです。

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明日8日、議会運営委員会が開かれて市議会の対応が決まり、臨時議会が10月10日(木)に招集される予定です。10:00から始まりますが、傍聴するには八千代市役所4階の「議会課」で、メモ程度の簡単な手続き(書類・身分証明など一切不要)をするだけ。
問責決議案なんてことも一部から聞こえてきています。
Kさんのおっしゃるように、市民として「今、私たちの住む街で起こっていること」へ耳を傾けてみるのも良い機会かもしれません。

【参考】
八千代市議会:新川計画・歩行者専用橋事業存続、補正予算修正案を可決 市長「再議権行使も」
(毎日新聞 2013年09月28日 地方版)
http://mainichi.jp/area/chiba/news/20130928ddlk12010283000c.html

八千代市:新川地区整備計画 市長が再議権行使 中止明言事業、存続補正案可決で
(毎日新聞 2013年10月05日 地方版)
http://mainichi.jp/area/chiba/news/20131005ddlk12010295000c.html
posted by やちなび子 at 00:00 | Comment(6) | 市議会レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月26日

「八千代中央図書館&市民ギャラリー」の詳細情報と八千代市財政について

最近、市内各地でいろんな工事が進んでいますよね。

長期にわたって取り組まれてきた新川周辺整備。
今までは道路の修繕・改築や、橋梁の塗り替え、改修工事などが進められてきましたが、平成24年度に入ってからは詳細設計などを終えた建物関連の事業が、続々と工事へと移ってきています。

この12月に行われている市議会の第4回定例会でも、茂呂剛議員から新川事業についての進捗状況や今後の見通しについて質問が出て、都市整備部長から詳しく説明がありました(⇒12/7一般質問の様子は市議会HPで録画が観れます)。
それによれば “ふれあい農業の郷” では農業交流センターの本格的な工事がスタートしていたり、勝田台中央公園や辺田前2号などの公園整備も着手していて、今度の3月末には共用が始められる状況にあるようです。

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↑ 左はふれあい農業の郷予定地を、対岸の道の駅から撮影(H24.10月)。右はH24.11月頃から本格的に工事が始まった辺田前2号公園の様子です。

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↑ 勝田台中央公園やこの辺田前2号公園などには、地域住民の災害時避難先としての要素も取り入れられていて、遊具の他にもかまどベンチや防災パーゴラなども設置されるんですって!(写真は辺田前2号公園の整備予定図)


今回はそんな数々の「新川周辺地区都市再生整備計画」の中でも、特に気になっていた八千代市中央図書館・市民ギャラリーについて、どのような計画が進められているのかを具体的にご紹介していきます。
※今までの市議会定例会の内容や、八千代市ホームページにリンクされている関連資料などをもとに調べたものをまとめました。現時点で以下内容の正確性は確認済ですが、今後計画に変更が出る箇所もあると思いますのでご了承ください。

一応、基本情報をさらっとお話しておきます。
2015年(平成27年)にオープンが予定されている中央図書館。
私が八千代へ引っ越してきた十数年前当時から、県立図書館が出来るなんていう話が噂されていたのですが、なかなか実現に至らなかったんですよね。新川整備事業に国から交付金が受けられることが決まり、県に頼ることなく市が図書館設立を進められる財源が得られて、いよいよ具体的な話となりました。
実際、図書館新設については、5年前に市内住民から3万6千もの署名が集まったほどニーズの高いものです。

場所は、八千代中央駅と村上駅の中間あたりにある「むらかみ橋」のすぐ脇。毎年ふるさと親子祭の花火打ち上げ場所になっていたところに建設されます。 ⇒地図
3.11の東日本大震災では液状化による地盤の脆弱性が指摘されましたが、震災の際に液状化したのは表面に整地していた土壌部分だけで、地下は大変強固な地盤であることが地質調査の結果分かりました(現在着手中の地盤改良工事は、総合グラウンドの部分だけで済んでいます)。図書館の建物には免震構造(=地震を耐えることができるが揺れを抑えられない耐震ではなく、振動を建物下のダンパー等によって吸収し揺れをほとんど感じさせないのが免震構造。図書など展示品の落下・転倒を防ぐ。)を採用しているため、今後の震災対策には万全を期してるとのことです。

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↑ 八千代市中央図書館・市民ギャラリーの複合施設の完成イメージ

そもそも、現在4か所ある図書館の充実を図るのではなく、なぜ新たに作らなければならなかったのか?
その理由もまとめておきましょう。

・蔵書数の限界
八千代市内にある図書館は、蔵書の充実を図ろうにもすでに書庫が一杯でこれ以上増やせない状況になっています。具体的には、緑が丘図書館 約12万5千冊、勝田台図書館 約10万8千冊、大和田図書館 約10万5千冊、八千代台図書館 約8万5千冊の蔵書数があるのですが、新しく本を追加する余力が無いというのです。
とは言え、近隣市の地域図書館と比べて蔵書規模が小さすぎるわけでもなさそう?と思って調べてみましたら、近年ではそれらをバックアップする“中央図書館”の整備が各市で広がっているんですって。

全国の公共図書館蔵書数ランキングでも上位に入ってくる市川市や浦安市、千葉市といった70万〜80万冊規模の中央図書館を引き合いに出しても話にならないけれど・・・、例えばお隣りの佐倉市では一足早く図書館整備計画が進められていて、平成3年時点で市内図書館全体の蔵書数が約20万冊規模だったのが、平成15年には約65万冊まで整備され、2年後の平成26年度には90万冊まで増やすことを目標にしているとのこと。この躍進には蔵書可能な施設の整備がすすめられてきたことも要因のひとつで、特に規模の大きい志津図書館には八千代市からの利用者が多いことも知られています。八千代市民に図書館を利用したいというニーズはあるのに、それに耐え得るコンテンツの充実が図れず、利用者が市外へ流出しているわけです。

既存の図書館には貴重な資料も多く、より多くの方に八千代市の図書館を利用してもらうためにも、圧倒的な蔵書容量を持つ中央図書館が不可欠ということでした。既存の地域図書館の負荷を軽くしてあげることで、スペース的にも余力が生まれ、ニーズに合った書籍を多く置くことができたりと、再生化にもつながることが期待されています。
ちなみに、市内4カ所にある図書館のうち、とくに大和田図書館と八千代台図書館の老朽化・耐震については心配されるところではありますが、単独での建て直しや耐震工事、蔵書拡大に耐え得る設備改善について検討されたものの、通常の予算内で財源を確保するには大変厳しい状況でした。早急に対応するには、国からの補助金対象となる新川事業に盛り込んで、新設した中央図書館側からサポートするほうが現実的だったようです。

・子供向けスペースの不足
既存の図書館では、親子がゆっくり図書に触れあう環境が整備しきれていません。
利用者間でのクレームで最も多いのが、子供が騒いだり駆け回ったりと子供が発する騒音だそうですが、一番新しい緑が丘図書館でようやくそれらしい設備を整えられたものの、勝田台図書館ではワンフロアに児童と大人向けの図書が並んでいるため、周りを気にしながらゆっくり選ぶことが出来ない状況です。八千代台図書館は2階に児童図書がまとまっているものの、3階建ての建物を行き来しなければならないことや、同じく大和田図書館も児童図書は別館にあるので多少賑やかにしても問題ないものの、児童書が1階・2階と分かれているので使いづらさが指摘されています。
八千代市は「子どもの読書習慣の形成には、家庭の中に本がある環境を作ることが大切」という理念のもと、子どもの発達段階に合わせた本の選び方や楽しみ方の情報を得るためのサポートに傾注しています。
平成24年4月からは、八千代市在住のすべての赤ちゃんに絵本パックを贈る「ブックスタート事業」が始められました(H24.4月生まれ以降が対象です)が、これも家庭から本に触れ合う機会を増やしていく後押しにと企画されたものです。
中央図書館では積極的に図書館を利用してもらえるように、絵本や児童書の充実はもちろんのこと、乳幼児を連れて来館しやすいようなレイアウトや設備充実を図ります。

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↑ ブックスタートパック見本。図書館で借りる大きめな絵本もすっぽり入る布バッグ付です。赤ちゃん広場で配布されますが、その場で読み聞かせを行うほか、乳児期から家庭での絵本を介した親子の言葉かけやスキンシップの大切さを伝えます。
⇒詳細はこちら(H24.9.5 広報やちよから)

・八千代中央駅及び村上駅周辺地域向けの図書館整備のため
平成10年頃から八千代中央駅や村上駅周辺の都市計画化が進められるにつれて、人口が急激に増加していきました。この地域をカバーする図書館が現在も無いため、整備が急がれています。今回の中央図書館までは両方面からの遊歩道などが整備されたうえで、このあたりの地域図書館としての役割も担えるような立地に建てられることになりました。

・学習スペースの不足
八千代市では、受験勉強などで利用したくてもじっくり自習できる場所が少ないという問題を抱えています。緑が丘図書館は設備が整ってはいるものの学習スペースが少なく、1階にある28席の自習室は入れ替え制(予約をして時間交代制)で、落ち着いて勉強ができない状況です。八千代中央駅にある生涯学習プラザも、1階フロアではいつも満席だったり、人通りもあって落ち着いて作業する環境としてはやや不足気味。勉強場所を求めて、学生は郷土博物館にまで足を伸ばして自習の場を求めている状況だとか。
既存の図書館に学習スペースを確保しようにも、先の蔵書スペースの問題や、そもそもの建物の狭さなどが邪魔をして、どうにも工夫しようがないのが現状です。

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↑ 左は緑が丘図書館の自習室。予備校の一室みたいな雰囲気です。右は勝田台図書館にある学習スペースですが、一般向けの席は写真に写るこのテーブルしかありません。

ようするに、市内に既存する4つの図書館の設備や機能に限界がある、ということなんです。
今回の中央図書館にどのような機能を持たせるか?どうレイアウトすれば良いのか?など、詳細設計に携わる方々の中心には、過去に市内全4か所の図書館で勤務されてきたご経験をお持ちの方もいらっしゃると市議会でも話が出ていたようです。
現場で感じてきた問題点が分かっているからこそ反映できた、その具体的なプランとは?!


八千代市中央図書館の特長について

この施設は、図書館と市民ギャラリーとの複合施設です。
誰もが気軽に利用でき、使いやすく快適な生涯学習施設となるよう企画・設計されたものです。
敷地面積は1万500u、延べ床面積は約6,089uで、そのうち中央図書館の専有面積が約3,605u、市民ギャラリーが約1,057u、共用部のエントランスなどが約1,426uとなっています。
建物は地上2階建てですが、基本設計のコンセプトのひとつに「利用者スペースをワンフロアにして、使いやすさを重視すること」とあるように、図書館も市民ギャラリーも同じ階で全て行き来できるように工夫されています。

1.図書館へのアクセスについて
駐車場がすぐ目の前に約260台分、駐輪場は約175台分用意されています。ここは総合グラウンドと共用で、送迎用の大型バスが入れるようなロータリーも。
2015年度にオープン予定の図書館なので、市内巡回バスなどのルートに加えたりといったアクセス向上のための施策については今後検討されるようです(ちなみに女子医大のときもオープンした後にバスなど交通関係が整備されましたし、そのあたりは恐らく議会の話題にものぼるとみられています)。
駐車場から建物へのルートも、車イスやベビーカーでも問題なく入れるように段差をなくすなど配慮されています。

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2.圧倒的な蔵書数で地域図書館をバックアップ
中央図書館の収容可能冊数は、開架(=実際の本を見ながら探すことができる本)約17万冊、閉架(=目録などを元に資料を探す方式。一般利用者は実際に書架の間を歩いたり、本を直接手にとったりしながら探すことはできません)約29万冊の、合わせて約46万冊となっていて、現在の4つの地域図書館の蔵書冊数の合計とほぼ同じになっています。
中央図書館がオープンした後には、市内の4つの地域図書館との連携強化が行われていくとか。
各図書館それぞれで保管していた特徴的な図書(例えば、大和田図書館には八千代市の郷土資料が沢山そろっていたりします)など、特に調査・研究に役立つ専門書を中央図書館に集約することで、地域図書館との役割分担を行います。それによって従来のようにいくつもの図書館へ足を運ばずに済むようになるだけではなく、スペース的に余力が生まれた既存図書館ではニーズに沿った新しい本を増やしやすくなるなど、図書館全体のサービス向上につながります。
もちろん中央図書館に集められた書籍は図書館間での物流便によって各所へ配布できるので、より一層豊富な蔵書の中からチョイスできるようになります。


3.子供向けに考えられたスペース満載!
0歳の赤ちゃんでも寝転がりながら絵本に触れられるような、騒がしくしても気にすることなく本に親しめるスペースが用意されました。近隣市の図書館で人気の、“読み聞かせ”をしても周囲に迷惑がかからない部屋があったり、外のテラスに出て自然を感じながら本に触れられたり。絵本は手に取りやすいように表紙を見せて置ける棚を揃えたとか。
乳幼児の親子でも過ごしやすい環境を整えるため、児童用トイレや授乳室も用意。
親子はもちろん、子供だけでもじっくりゆっくり過ごせる工夫が満載です。


工夫1 一般図書と動線を分ける
使いやすさを考えてのワンフロアに広がる図書館ですが、子供向けと一般向けのエリアを動線によって自然と区切られるレイアウトになっています。図書館の貸出確認ゲートを入って一番近くの、すぐ左側に子供が利用するゾーンがあります。一般図書から一番遠い場所に乳幼児用の絵本が置かれ、だんだんと知識関連の本、ティーンズ向け、と成長につれてスムーズに一般図書へと手を伸ばしていけるような配慮も。
ちなみに一般図書との境は雑誌コーナーになっているので、多少の騒音も許容範囲内?
完全に部屋を分ける手法もありますが、結局親も本を借りたいとなると子供を連れて一般図書フロアへ立ち寄らなければならず(階が違うとさすがに子供を置いて自分だけ向かうのも心配!)、そこでちょっとでも声を大きく笑ったりするだけで注意しなければならない気苦労を思うと、ついつい子供のためには図書館へ行っても自分のための本はなかなか借りられなかったんですよね。
中央図書館の書籍レイアウトを見ると、暮らしに関するものが一番幼児向けエリアに近いのも助かりますし、育児関連の書籍を下に出てくる“こどもテラス”そばに置いてもらえる予定もあるようだし。
ママも本に親しみやすいレイアウト、これは嬉しい!

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↑ 図書館を入って一番近い場所に子供向けエリアが。

工夫2 ゆったり過ごせる雰囲気
館内は雰囲気づくりにも大変こだわりがあるそうです。
子供向けエリアに置かれる図書館家具は、子供が怪我をしないよう角が丸くて、見た目も可愛らしい雲形の木製家具などが配置される予定。
また、数か所に“光庭”というものが設計図に書き込まれていたのですが、これは天井部からガラスに囲われている庭で、自然光を室内に取り込むことで柔らかい雰囲気を演出。しかも過剰な照明が要らないので節電にもなります。そもそも図書館は奥行が深くなる特性があるので、どうしても一日中照明に頼る傾向がありますが、ワンフロア設計という建物の特色を生かして“天空光”を効果的に利用しています。ただ採光を考えただけではなく、図書館全体に差し込む光のうつろいが計算されていて、一日中いると館内の雰囲気そのものが変わっていく様子がうかがえるらしい!
こうした効果で昼間は極力照明をつけずに活動できるほか、太陽熱を利用した冷暖房設備など、自然エネルギーを活用した節電対策が随所に施されているのもこの施設の特長です。
ちなみに、曇りや雨の日は自動的に調光されるので、部屋は一定の明るさが保たれるようになっているそうです。

工夫3 こどもテラス
子供向けエリアの一番角には、“こどもテラス”というウッドデッキタイプのコーナーがあります。こちらは屋根はなく(パーゴラ的なものはあるようです)、ベンチがあって外で絵本を読んだり、泣いてしまったお子さんを連れだして気分転換させたり・・・といった、ちょっとした息抜きスペース。外に面していますが、子供が勝手に館外へ出られないよう囲われているので安心です。
ここには水道もあるそうで、親子で参加できるワークショップなども開催する予定。
このテラスの出入り口にもテーブル&チェアがあって、お母さん方が一息つきつつ育児に関する本などを手にできるような書籍配置も検討されているそうですよ!

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工夫4 おはなしのへや
こどもテラスのすぐ右隣りに配置されているのが、“おはなしのへや”。
図書館のイベントとして読み聞かせを行う場所ですが、行事がないときには乳幼児をお連れになった親子や、子供の自由な読書スペースとして利用できるようにと考えられています。
ここではお母さんが声を出して気兼ねなく読み聞かせができるのが魅力!図書館内にはベビーカーが持ち込めますが、この部屋は乳幼児がハイハイしたり寝っ転がったりできるようになっているので、出入り口にはちゃんとベビーカー置き場も完備!

工夫5 児童書の書庫
この書庫には、児童書の選び方について書かれている本など、児童書に関する資料がまとまって置かれています。保護者の方が絵本選びの参考に利用するのはもちろんのこと、児童に関わるお仕事をされている方への参考図書としても活用してもらえるスペースです。
この書庫の入口には、授乳室や児童向けのトイレもあります。

工夫6 グループ学習室
小学生になると図書館見学が行われることがあるそうですが、今までは受け入れるにもスペースに余裕がなくあまり良い環境を提供出来なかったとのこと。この中央図書館には、園児や小中学校の生徒がクラス単位で受け入れられる学習室を用意したので、半日くらいゆっくり落ち着いて図書館で過ごせます。グループ学習に使用されないときは、子供たちが落ち着いて本を読める部屋として自由に使ってもらえるよう解放します。


4.学習スペースの充実
中央図書館には合計400席もの自習席が完備され、一日中集中して学べる環境が整えられます。
テーブルは基本的には外へ面して設置されているので、新川や周囲の緑を望みながら学習できるという、何とも魅力的な配置に!
主な学習スペースは目的別に3区画に分かれていて、小声の会話が可能な会議室タイプ、パソコンの持ち込みが可能なタイプ、さらに会話禁止の静粛を求める方向けの部屋が用意されています。
この3区画以外にも、新川側に面しているや、書籍棚の間などに、いくつもテーブルとイスのセットの座席が用意されていて、多様な利用スタイルに対応できるよう配慮したそうです。中でも面白いのが、自分の書斎のようにゆっくりと集中できる個室タイプの部屋が4つあるんですって!
予約が必要な席もあるようですが、学習目的のスペースはたくさんあるので、例えば緑が丘図書館の学習室のように予約を取り合うような状況にはなりにくいと考えられています。

その他、障害がある方が利用できる対面朗読室や録音室、図書館を基点とした市民活動をサポートするボランティア室(=読み聞かせや手作り布絵本、視覚障害者向けの本など、ボランティア活動をしてくださる方への作業スペースとして提供。)や研修会議室なども設けられています。
そして新しいサービスとして、ICタグを利用した自動貸出機や自動予約棚などを設置し、利便性が図られるそうです。
また、この施設が“八千代市の情報提供の拠点”となるよう、出入口近くには総合情報ボードが設置されていて、ポスターやチラシなどの掲示板、モニター、パンフレットラックなどが用意されます。こちらには市から発信される公的な情報はもちろんのこと、「図書館にポスターを貼りたい!」といった要望にも応えていきます。

5.市民ギャラリーと中央図書館の相乗効果
既存施設では、市民のためのギャラリーとして利用できる場所は、市民文化祭を行っている勝田台文化プラザなどが主な場所。市内小学校に通う子供たちの絵画や工作、書道展などを、今は市役所1階のスペースで展示したりしているそうですが、今後はこの中央図書館と併設する「市民ギャラリー」を利用することで、より幅広い層へ作品に触れる機会を提供できることが期待されています。
どちらかと言えば図書館利用者のほうが圧倒的に多いと想定されていますが、その方々にギャラリーの存在を意識させ、立ち寄る意欲を自然と引き出すようなゾーニングが設計に組み込まれているんですって!

市民ギャラリー内には、市民展示室と常設展示室、収蔵庫などがあります。
市民展示室は可動壁で4室に区切られているので、内容によって接続利用することも可能。最大で約524uになり、現在市内で開催されている最大規模の展示会に十分対応できるスペースが確保できるようになっています。
何よりギャラリーの一押しポイントは、展示物の見栄えがより良くなるよう、ピクチャーレールの位置や光の当たり方などが計算しつくされているというこだわり設計。
従来は市民会館に展示していた星 襄一(ほし・じょういち 昭和後期の版画家)氏の作品357点も再び常設展示されることになっているそうです。
市民ギャラリーと図書館という相性の良さを生かし、市民の文化活動を支える施設として活躍していきそうですね。

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6.一日ゆったりすごせるための喫茶スペース
左右に分かれて2か所ある出入り口の間の円形建物内は、70席程度の喫茶・フリースペースになっています。まだ業者は決まっていませんが、こちらではコーヒーや軽食も販売される予定。この施設を利用する方だけではなく、隣接する総合グラウンドや公園へ遊びに来た方にも嬉しいサービスとなりそうですね!
現在、実施設計に入っている段階だそうで、詳細については設計完了後、広報や市のホームページなどを通じて周知されるとのことでした。


ちなみにこの施設の基本設計は、(株)岡田新一設計事務所に任されています。
基本設計委託業者を選定するにあたって、
・柔軟かつ高度な発想力、技術力
・豊富な実績
・取り組み意欲の高さ
などを持ち合わせ、中央図書館と市民ギャラリーの複合施設としての特性を生かせる最も適した者とするため、公募型プロポーザル(=業者選定の参加希望者を募って、提出させた技術提案書をもとに総合的に評価し、企画内容や業務遂行能力が最も優れた設計者を特定する方法)を採用しました。
選定された岡田新一設計事務所の実績については、新潟市立中央図書館や、図書館と公民館の複合施設である我孫子市生涯学習センターアビスタ、宇都宮美術館、最高裁判所など数多くあります。しかも公共建築賞や図書館建築賞などを受賞しているとか!
そんな豊富な実績と力が、こうした基本設計に生かされているんですね。


今後のスケジュールなど

この整備事業のスケジュールは
平成21年3月 中央図書館と市民ギャラリーの複合施設である「八千代市中央図書館等整備構想」の策定
平成22年3月 「八千代市中央図書館等整備計画」策定
平成23年度 基本設計 ⇒基本設計の概要はこちら
平成24年度 実施計画
平成25年〜26年度 工事
平成27年度 開館予定
という流れで進められていきます。

一方、既存の地域図書館について、特に大和田図書館と八千代台図書館の老朽化が目立つため、「もしかしたら中央図書館が出来たら、閉館するのでは?」という心配の声も。ただ、そこは『地域図書館があっての中央図書館』という構想なので、おそらく閉鎖はないと思われます。
中央図書館は新川事業の一環で予算が組み込まれていますが、地域図書館の対応は新たに予算を組まなければなりませんから、今後は他の事業との兼ね合いを見ながらの対策になりそうですね。
この件については現在検討中とのことなので、老朽化対策やそのための費用の捻出などの方向性が固まった段階で、情報が出てくるでしょう。


財政状況について

ここまでは色々と魅力的なお話をつづってきましたが、やっぱり気になるのは「その財源はどのように捻出されているの?八千代市にとってその支出は今後に悪影響を及ぼさないの?」といった、費用面。
丁度12月1日付の広報やちよに、平成23年度の決算内容や一般会計決算額をもとにシュミレーションした“年収500万円の家計に市の収支を置き換えたら・・・”なんていう内容が紹介されていましたが、それらや市が公表している資料などをもとに、疑問に思う点をひとつずつ確認してみましょう。

★今回の新川周辺整備事業は、約81億円もの費用がかかると聞いています。
八千代市の財政状況に見合うものなの?

平成23年度の一般会計(=行政運営の基本的な経費が計上されるもの。特別会計や公営企業会計などは、それぞれ用途が決まっているのでここでは省きます。)の歳入は約556億円でした。
81億円の今回の新川事業を分かりやすくするために、単位を億から万に変えて、一般家庭の家計に例えてみるとこんな感じの規模の話になるんです。

「年収556万円の家庭が、81万円の車を購入するためローンを組みました。21万円は親から援助してもらいました。頭金として1割〜2割5分の頭金を支払い、残りを10〜15年のローンを組み、返済していきます。」
※21万円・・・新川事業に対して、国から「まちづくり交付金」という補助金が交付され、それが約21億円あります。まちづくり交付金とは、地域の歴史・文化・自然環境などの特性を活かした、地域主導の個性あふれるまちづくりを実施し、都市の再生を効率的に推進することにより、地域住民の生活の質の向上と地域経済・社会の活性化を図ることを目的とした制度で、「都市再生整備計画」に基づいて実施される事業について、事業費の一部を国から交付されます。
平成22年度より「社会資本整備総合交付金」に名称が変更されています。
※頭金・・・市の持ち出し分(借入する年度により国の施策の変更がありその額は変動します。)
※ローン返済期間・・・道路事業が10年、建物は15年かけて返済することにしています。

【注意】あくまで市の収入に対して、どんな比率の支出がなされているかをイメージしやすく単位を変えた例えです。コメント欄で「頑張れば個人レベルで払えそうな額に錯覚します。」というご意見をいただきましたが、もちろん元の単位は“億”です。ただ、どうしても億だと1億でももの凄い金額に思えて、財政の状況を正しく受け止めにくい印象を持ったので、あえて判断しやすい単位に置き換えさせていただきました。
ちなみにこの例は、八千代市ホームページの財政情報資料にも同じように表現してあります。

⇒参考/平成24年度予算の概要「やちよの家計簿」

今回の新川事業以外にも、市では年度間、世代間負担の公平性を維持するためにローンを組んで実施している事業もありますが、ローンの総額については常に考慮されていて、なんでもかんでも新たにローンを組んで事業を行っていくわけではないそうです。
ただし、現在は東日本大震災の後、緊急に対応する事項として耐震事業を優先的に行っていることもあり、ローン残高が増えている状況とのことでした。

★新しく建物を増やすということになれば、それに伴って維持費も生まれます。
年間約7億円と聞いていますが、その見通しは検討されているんでしょうか?そして財源の確保もきちんと計画されていますか?

この7億円を先の家計で例えると、月額に直せば車の維持費レベル(ガソリン代や保険料など)に置き換えられる計算になるかしら。新川事業に関する維持・運営経費は、市の事業全体のなかで調整して捻出するべく、他事業を無理のないよう優先順位をつけながら執行していくこと、そしてさまざまな経費削減を目標とした行財政改革に取り組む、という2本柱で財源を確保していくということです。

★八千代市は近隣市と比べても、かなり積立金に余裕が無いと聞いてます。実際どうなんでしょうか?
例えて言うなら、佐倉市や船橋市などは、もう子供たちが巣立った家庭。今まで子供にかかってきたお金を貯蓄にまわせる状況にあります。一方、八千代市は高校や大学の受験を控えた子供たちがいるような家庭をイメージしてみてください。一番お金のかかる時期で、一番貯蓄に回しにくい時期ですよね。
八千代市は今、東葉高速沿線で若い世代が急増したことへのニーズ対応が求められているうえ、最初の人口急増期からしばらく経ってのリニューアル時期も重なり、とても金銭的に苦しい状況です。

とは言え、せっかく集まってくれた若い世代をどう留めておくかは市にとって大きな課題!
私の周りでも親世代を支えるために同居する家族も増えていますが、街に魅力があれば、もともと八千代に住む親世代から土地を譲り受けて、その後も若い世代に住み続けてもらえるきっかけにつながりますよね。

そのためにも、魅力ある街づくり、そして将来性を考えての事業をということで検討を続けてきたひとつがこの新川事業でもあるんです。もちろん早急に対応するべき課題には対応されているうえです。例えば子供たちが急増した地域に小学校を新設したり(萱田南小学校、緑が丘小学校)、老朽化していた消防本部の建て替え(防災の拠点になる消防本部がつぶれたら話になりませんしね)、またごみの最終処分場の延命化などもすでに完了しています。
また、気になる小中学校の耐震化ですが、平成20年度から計画的に進められていて、平成27年度に全校が完了するようです。 ⇒資料

★貯蓄にまわせないとはいえ、平成13年には21億もあった貯蓄(=積立金)が平成21年度末にはほとんど無い状況でしたよね。一体どこへ行ってしまったんでしょう?
地方自治体の財源のひとつとして“普通地方交付税”という国からの補助金があるのですが、千葉県の中でも、空港がある成田市や東京ディズニーランドがある浦安市などは不交付でも運営できる財政力がありますが、八千代市を含めてほとんどの市はこれがなければ運営に支障をきたすほど重要な収入源になっています。
八千代市では街づくりのための事業をすすめるべく多くの支出が毎年重なっていたにもかかわらず、平成19年〜21年度の3年間は、この普通交付税が全く交付されない「不交付団体」となってしまったんです。
(これは国が定める収入額を上回ると交付されません。「一定以上の収入がある自治体は、自身の収入のみで運営しなさい」という理由からのようですが、これはあくまで自治体の収入額から算定しているだけで、支出が多い状況であるとか、積立金がほとんどないといった実態は加味されません。)

平成12年度には普通交付税が約30億円も入ってきていたのですが、国の地方交付税総額が減少し続けた結果、平成18年度まで支給額は減り続け、そして交付額がゼロになった平成19年〜21年の3年間は、今までの積立金を切り崩して何とか乗り切ったため、そこで積立金がほとんど底を尽きてしまったという・・・。
そのような状況でも、平成21年度からは無料の妊産婦健康診断を5回から14回に増やしたり、ワクチンの無料化に対応するなど市民サービスの拡充は図っていたので、そうした財源を確保するためにも、積立金を切り崩す額が増えてしまったという経緯があるようです。

★八千代市の今後の財政はどのような感じになるんでしょうか?まさか今回の事業のツケがあとあと市民に跳ね返ってきたりしませんよね?
平成22年には再び普通地方交付税が交付され、毎年15億〜19億円程度の収入が得られるようになりました。並行して行財政改革(人件費の削減など)にも取り組むことで、ようやく少しずつ積立金にまわせるようになりました(実際に決算状況を平成19年度前後と比べてみても、23年度の積立金の金額は圧倒的に増えていますし、23年度は全く積立金を切り崩していません)。 ⇒資料

とはいえ、市民ニーズもますます多様化していますし、経常的にかかる費用も多く厳しい状況ではあるようですが、先ほどのローン返済にまわすための基金の積み立ても積極的に行われているなど、健全な財政運営を執り進める努力が多方面でなされています。

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かなり長くなってしまいましたが・・・まとめると、こんな感じです。
ひとつひとつ丁寧に資料を見ていけばすべて公開されている内容なんですが、どうしても部分的にしか情報は入ってこないので、誤解が生じやすいもの。
こうやって全体的に見えるようにすると、ちょっと噂などで聞いていたことと違うなぁ・・・と、とくに財政面ではすごく思いました。
八千代市が目指す“住み続けたいと思える街”づくり、来年以降も注目です。


【ご参考】新川周辺整備事業 進捗状況
・ふれあい農業の郷 
交流センターの工事を実施中。農業交流センター、ふれあいの森、ふれあい広場が2013年度オープン
・総合グラウンド 
地盤改良中。来年度(2013年)施設整備が始まり、2014年度オープン予定。
・中央図書館 
詳細設計を詰めている最中。2013年から工事が始まり、2015年度オープン予定。
・道路 
20か所修繕、18か所改築(市役所、村上周辺)。今後は米本団地、勝田台駅周辺の工事を行っていく。
八千代中央駅はバリアフリー重点整備地区、視覚障害者誘導ブロックの配置。
勝田台地域、2013年から安心歩行エリア内の歩行者路面の着色。
・橋梁 
塗り替え、宮内橋改修改良。城橋仮橋工事中。
・公園 
勝田台中央、辺田前2号、3号、5号工事実施中。2013年に共用開始。黒沢池近隣公園は2013年から工事に着手し、2014年から共用開始予定。


【市ホームページ 参考資料】
★八千代市第4次総合計画 紹介ページ
★中央図書館及び市民ギャラリー施設概要
★八千代市中央図書館等整備構想
★その他 市役所各組織の担当業務別資料
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2012年06月20日

「チーパス」をお得に活用!ちばの子育て家庭優待カードについて聞いてきました

【追記】2012年7月1日
八千代市ホームページで、チーパスについてお知らせがありました。
⇒千葉県企業参画型子育て支援事業(子育て応援!チーパス事業)が開始します(市HP)

子育て支援の一環として、来月7月2日から千葉県全体で新しい試みがスタートするそうです。
県内に住んでいる中学校3年生までのお子さんがいるご家庭、もしくは妊婦さんにカードが配られて、そのカードを協賛するお店で見せると色々な子育て応援サービスが受けられるという優待カードの運用とのこと。
まーったく寝耳に水だった私ですが、7月1日前後に配布されるらしい!
さらに県内各市でそのカード配布などの運用が違うようなので、八千代市元気こども課の方に今回の制度について詳しくお話をお伺いしてきました。

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今回の事業は、千葉県企業参画型子育て支援事業として取り組まれるもので、県全体で子育て世帯を応援するために平成24年7月2日(月)から運用を開始します。
子育て家庭に対する経済的支援という意味合いとともに、社会全体で子育て家庭を支援するカタチづくりにつながるようにという狙いがあり、すでに全国各県、市町村で独自にサービスを展開しているところが少なくありません。
すでに県内でも、浦安市では「うらやす子育て支援パスポート」が、松戸市では「子育てみらいカード」が運用されていたり、カードはなくとも独自サービスを進めている市があったりします。
一方八千代市では、特にそういった取り組みは行われていないため、今回初めて企業の協賛を得ながら実施する事業となります。

そもそも「チーパス」というネーミングの由来は?
チーパスは、千葉(ちば)で使われるパスカードなんですが、そのデザインにはあの千葉県マスコットキャラクター「チーバくん」が!!しかもこのチーバくんの原作者である坂崎千春さんの描き下ろし。
チーバくんのパス、で「チーパス」とイメージすれば覚えやすいですね。
実はそろそろ配られるという現物を特別に拝見させていただいたんですが、もう超キュートすぎて!!!

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↑ これが手元にいただけるだけで、十分!!かわいすぎー!!カードは表面がつるつるした、テレホンカード的なものです。

配布方法について
これが各家庭に配られるそうですが、県から「できるだけ郵送料を抑えるように!」というお達しがあり、八千代市では公立保育園(認可保育園と民間保育園を合わせた全21園)と、公立小中学校に通う子供たちには園・学校から子供たちに配布されることになりました。
それに該当しない市内私立幼稚園、私立中学に通う子供たちや未就園児、母子手帳を受け取った妊婦さんには郵送で7月1日付で送られる予定です。
妊婦さんは母子手帳を受け取れる場所へ直接受け取りに行く必要があるとのことでしたので訂正します。失礼しました!6.21
でも家庭に1枚ということだけれど、兄弟がいたりしたらダブってしまったりしないのかしら?
『実はそのあたりは、学校側の負担がないように配慮するうえでダブってしまうのは避けられませんでした。市内には私立中学がありますが、そちらでの配布を避けたのは、条件として“八千代市に在住の方”ということがあるため、市外から通う子供たちがいるので一律に配れないためです。
実際、例えば保育園と小学校に通う兄弟がいるご家庭には合計2枚渡ってしまいますが、1枚を廃棄・返却いただく必要はなく、お父さん・お母さんが1枚ずつ持ち歩いて使っていただければ大丈夫です。』

もちろんきちんと1枚だけ配布されるご家庭もあるので、複数枚あったほうが便利なのに!というご意見も出そうですよね。今回県から割り当てられているカード枚数は配布予定ギリギリなので、もしもう1枚欲しいという声が多く寄せられた場合は、県にかけあうなど今後運用を検討するとのことでした。

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↑ パンフレットの表面にカードが貼られているので、それを剥がして使います。

実際にどこで使えるの?
今回のチーパス事業に賛同して、サービスを提供してくれるお店「チーパスの店」で使うことができます。チーパスの店には協賛ステッカーが貼られていて、そこに何のサービスが受けられるかも書かれています。
サービスはあくまでお店のご厚意で、県などから費用を支払ったりされることは一切ありません。
なので、「5%オフ」とか「1本プレゼント」といった直接お店の負担となるようなサービスばかりではなく、おむつ交換や授乳場所としてスペースを提供するというサービスなど、お店が出来る範囲で参加されています。
また、従来お店が行っていたポイントカードやスタンプカードなどにポイント加算するといったケースも。
そして同じ店舗でも、支店よってサービスの内容が違うこともあるようです。

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パンフレットが出来た4月30日時点では八千代市内で協賛した店舗はごくわずかだったので、見るとちょっと他市に比べてかなりさみしい感じですが、今後も協賛店舗は引き続き募集するようで日々追加されるとのこと。
ただしこのカードは八千代市だけではなく、千葉県全体で使えるものなので、他市でステッカーを見つけたときにはぜひご活用を!
ちなみに6月4日時点では幸楽苑やイオン八千代緑が丘店、カスミ八千代大和田店、千葉銀行などが登録されていますが、市内で利用できる店舗についてはチーパス専用サイトで確認できるとのことなのでぜひ7月2日以降チェックしてみてくださいね!
※7月2日以降に本格運用されるサイトです
【チーパス専用サイト】http://www.chiba-kosodate.jp/

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↑ チーパスの店ステッカーに、その店独自のサービスが書かれています。パンフレットの内側見開きには、こんな感じで4月末時点までに登録したお店一覧が掲載されています。

いつまで使えるの?
このチーパスが使える家庭は、妊婦さんがいらっしゃるか、もしくは中学校修了までのお子さんがいるという条件があります。今回配布されるカード使用期間は、平成24年7月2日〜平成27年3月31日とされていますが、もしご家庭にいる一番下のお子さんが満15歳になった場合は、最初に迎える3月31日が使用期限より早く訪れた場合はそこで終了となります。
やはりカードを配布すると不正利用が完全に防ぎきれないので、2年間の使用期限を設けることで対策したとのこと。再び一斉配布が行われる平成27年3月末までは、母子手帳を受け取るときにこのチーパスが一緒に配布されるか、他県から引っ越してきた際の手続きのうえで配られることになるようです。

今年はこのチーパス事業をはじめ、八千代市ではもうひとつママに嬉しい新しい取り組みが始まる予定だそうですので、またこちらで近々ご紹介しますね!
今回の事業が、子育て世帯にとって、より住みやすい街の枠組みづくりにつながるといいですね。

それにしても本当にこのチーバくん、かわいすぎ。
チーバくんって、使用条件などを見ると申請すれば自由に各市で利用してOKなんですって!なんか梨とかかぶせて「やちよチーバくん」とかご当地チーバくんを県内各市それぞれで用意したら、絶対私買い揃えるのに!
チーバくん、もっともっと千葉県アピールに活躍して欲しいなぁ!
チーパスカード、手元に届くのが待ち遠しいです。

●チーパス情報
【事業名】子育て応援!チーパス事業
【開始日】2012年7月2日(月)〜
【カード配布】6月中旬から千葉県内の該当者へ順次配布。八千代市は7月1日付で送付、もしくは6月末頃に公立小中学校及び公立保育園にて子供へ手渡し。
【使用可能期間】平成24年(2012年)7月2日〜平成27年(2015年)3月31日まで
【注意事項】
※チーパスの裏面に、必ず以下の事項を記入します。記入がない場合は使用できません。
(1)中学校終了までのお子さんがいるご家庭/お子さんの氏名・生年月日、同居の家族氏名
(2)妊娠中の方/本人とその同居の家族氏名(出産後は子供の氏名・生年月日を追記)
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※チーパスの提示により受けられるサービスは、チーパスの店のご厚意により提供されるものであり、サービスの内容はお店によって異なります。
※チーパスの提示以外に、チーパスの店から使用資格の確認をさせていただく場合があります。
※チーパスを他人に貸したり譲ったりすることはできません。
【詳細サイト】千葉県ホームページ内 http://www.pref.chiba.lg.jp/jika/kigyou/index.html
【チーパス専用サイト】http://www.chiba-kosodate.jp/
【お問い合わせ】千葉県健康福祉部 児童家庭課 少子化対策室「子育て応援!チーパス事業」担当 043-223-2317
【八千代市担当課】元気こども課 047-483-1151
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2012年04月14日

4/22放映予定!TBSテレビ「噂の東京マガジン」で取り上げられる、八千代市の『新川ハコモ ノ計画』とはいかなるものか?

【追記】2012年5月3日 頂いたコメントの内容をもとにいくつかの質問を八千代市へ投げかけ、その回答を頂いたので追記しました(末尾)。
【追記】2012年4月19日 反対派意見について、一部内容を追記しました。
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八千代市で近年注目され続けている、新川周辺の整備事業。
この計画について、4月22日にTBSテレビ「噂の東京マガジン」で取り上げられる予定なんだとか。
(といっても、テレビですから番組変更になる場合もあるのであしからず・・・。)

とにかくこの事業については、反対の声も少なくありません。
特に賛成派・反対派という対立が激しくなった、前回の市長選の際には至るところで話題にのぼっていましたが、推進派の豊田市長が当選し“民意を得た”ということで、一応の決着を見せているといったところではありますが・・・。
予定通り進めば平成26年〜27年には全事業が完了するという段階にきているというものの、いまだに賛否両論、反対派の活動が絶えない状況です。

反対派の方がおっしゃるには、『新川沿いに約74億円という巨額の税金を投入して、「図書館」「市民ギャラリー」「総合グラウンド」「やちよふれあいの農業の郷」の4つの建設事業を進めるという、いわゆる「新川ハコモノ計画」は、近年全国的に批判されている典型的な「ハコモノ事業」そのものではないか!』という見解。

一方、賛成派からは『八千代市全体の街づくりとして重要な意味合い。そもそも、ハコモノばかり取り上げられるが、事業の名称は「新川周辺地区都市再生整備計画」であり、市内の道路整備も含めてすべて10年以上前から入念に計画され積み上げられたもの』と、話しが食い違うばかり。

果たして、八千代市の財政状況は本当のところどのような状況に置かれるんでしょうか?
また、事業の具体的な中身についてもイマイチ分からなかったので、それも含めて公開されている資料や、市の関係者からお話を伺って双方のご意見をまとめてみました。

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ちなみに、反対派の立場でご意見を頂いたのは「情報公開と市民の会」さん。
今回「噂の東京マガジン」のレポーター清水国明さんから、反対派として取材を受けた方々です。
平成21年に市から計画が公表された当初から「慢性的な赤字に苦しむ八千代市でハコモノ建設など、市民は誰も望んでいない」と計画の見直しを訴えてきました。実際に、計画の是非を問う住民投票の実施を求めたものの議会で否決され、計画決定後は「事業の中止」を求め続けていらっしゃいます。

一方、賛成派のご意見を伺ったのは、八千代市議会議員さん。
この事業が市議会で可決されたとき、賛成の立場でいらっしゃった一人です。

さて、この事業全体の概要については書ききれないので、特に注目されている以下の事柄4点に絞って、反対派・賛成派それぞれの見解をご紹介していきます。
1.「八千代市中央図書館」について
2.「市民ギャラリー」について
3.「やちよふれあいの農業の郷」について
4.費用面について


1.「八千代市中央図書館」について
八千代中央駅と村上駅の中間あたりにある、新川沿いの場所を予定地とする新設図書館「八千代市中央図書館」についての見解です。この図書館を設立するにあたって、市民のニーズの多様化、高度化、専門化に応えていくためには、市内に既存する4つの図書館の設備や機能では限界があること、また八千代中央・村上駅周辺の人口急増地域に対する図書館整備が急がれていることが理由として挙げられています。さらに、この中央図書館によって既存図書館の再生化・バックアップも図る狙いがあります。
【反対派】
・不便な新川沿いに「中央図書館」を新設するのなら、既存の図書館を充実させたほうが市民サービスの向上になる。
・市民の便利の悪い、遠い図書館をわざわざ使う人は少ない。このような所に21億円もかけて施設(ハコモノ)を作るより、別の使い方をしたほうがよい。例えば、学校の設備が古くなり、雨漏りがする体育館や、汚くなっているトイレの改善。既存の地域住民に密着した4つの図書館の設備の改修や、図書、雑誌、資料の補充や充実を図ることなどにお金を使って欲しい。
・かねてより地盤の脆弱性が指摘されていたが、やはり東日本大震災で液状化が発生。市側は早急に詳細な地質調査を行い、市民に公開して説明すべき。
・地震における液状化対策にかかる費用がさらに増え、21億円では収まらずにもっとムダ使いになってしまう。
【賛成派】
・新川沿いということで地盤が問題視されているが、震災の際に液状化したのは表面に整地した土壌部分であり、地下は大変強固な地盤であることが調査結果として分かった。現在は適した工法を用いることで液状化を防ぐことが可能であり、今回はまだ建設前に地盤工事を行うことが出来るので安心である。
・市内4カ所にある図書館のうち、とくに大和田図書館と八千代台図書館の老朽化・耐震については心配されるところであるが、建て直しや耐震工事、蔵書拡大に耐え得る設備改善の費用を新たに確保するほうが難しい。
・中央図書館には、石川県小松市にある「空とこども絵本館」(⇒詳細はこちら)を参考に、0歳の赤ちゃんが寝転がりながら絵本に触れられるような、騒がしくしても気にすることなく本に親しめる子供向けスペースを設ける。ここだけで3,000冊もの蔵書を検討しており、近隣市にもあるような、読み聞かせをしても大丈夫な親子でゆっくり過ごせる図書館になるよう企画中。
・八千代市内には、受験勉強などで利用したくてもじっくり自習できる場所が少ない。緑が丘図書館1階にある自習室も時間交代制で、八千代中央駅にある生涯学習プラザも満席。学生は郷土博物館にまで足を伸ばして自習の場を求めている状況。そこで中央図書館には、400席もの自習席を完備する予定。一日中集中して学べる環境を整える。
・そもそもこの図書館を今回の街づくりに盛り込むにあたって、5年前に市内住民から3万6千もの署名を集めたうえでのもの。それだけニーズがあって望まれている背景がある。
・立地が悪く利用しにくいのではという声もあるが、女子医大が出来て市内巡回バスが通ったように、この図書館へのアクセス(バス等)も整える。むしろ、ふるさと親子祭の花火大会でも徒歩や電車で多くの方々が集まる立地と重なることから、利用しにくい場所とは考えにくい。

2.「市民ギャラリー」について
図書館と併設される複合施設。目的として、市民の文化活動の拠点となるような施設であること、市の収蔵美術品の展示スペースが確保できる施設であること、発表の場として機能的であり市民にとって使いやすい施設であることなどが挙げられています。
【反対派】
・「市民ギャラリー」は用途が不明確。
・市に何を展示するのか質問すると、「市民会館2階で展示されていた星襄一氏の版画を展示予定で、新たな展示品を買うつもりはない」との答えであった。市民の負担で特定の作家のための施設を建設することが妥当なのか?その他のプロの美術作品展示までを企画・実行する意向もなく、美術館として運営できないため、やむなく「市民ギャラリー」の看板をかかげたのではないか?
・市議会の一般質問でも、「10年かけて貯めてきた5億円の市民ギャラリー基金をすべてハコモノだけに使っていいのか?内容のないものならば、1回来ておしまいだ。」という批判が出ている。
・8億円もの投資は妥当だとは思えない。維持管理費も年間1億円近くはかかると言われている。
・もっと利便性の良いところで、市民の活動の成果(展示物等)を多くの市民が気軽に見に行けるものにするべきだ。
・全国各地の自治体が運営する「市民ギャラリー」とは、一般的に文字通り”市民=アマチュア”の芸術活動の成果発表のために提供される施設であって、美術品のみならず音楽・舞台芸術など幅広いパフォーマンスを対象にされるものである。市民が気軽にアクセスできるように、交通の便が良い商業地域など市街地を選んで設置されている(八千代市の場合も、現在は勝田台駅地下コンコースにある)。今回の企画では、アートを鑑賞する一般市民=お客様の便宜に重点をおいてきちんと検討がされているのか?
【賛成派】
・市内各地で活動されている団体・サークルやおけいこの場で生まれた作品が、なかなか展示できる場所が少ない。このギャラリーを発表の場として利用いただく。
・市民の作品だけではなく、素晴らしい芸術品を常設展示し美術館としての面も兼ね備える。
・現在市民会館が改装工事中のため、市内では発表会の会場などに大変困っている声を多く耳にする。ここには、勝田台公民館にあるホールより大きなホールを設置。市内の新たな公民館として利用いただく。

ちなみに、この図書館と市民ギャラリーの構想については、「八千代市第3次総合計画 第4期実施計画」に基づき、中央図書館、市民ギャラリー及び市の収蔵美術品収蔵庫を併設する複合施設を整備するため、基本的な方針を明らかにした「八千代市中央図書館等整備構想」がPDFで資料公開されています。
⇒八千代市中央図書館等整備構想(H21.3月)策定内容はこちら

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3.「やちよふれあいの農業の郷」について
同施設は国道16号線沿いの新川を渡ってすぐの島田地区側が建設予定地になっています。「農業振興を目的とした事業であり、野菜等の販売や農業体験が家族で楽しめるハーフデーパークを建設する」とされています。
【反対派】
・農産物即売所、ショップに来店する消費者は、新鮮な農作物を多少割安な価格で購入するために八千代市内の農業生産者との「ふれあい」のために余分な対価を支払うつもりはないと思われる。それゆえ消費者が「ふれあい」のメリットを認識・享受することは期待できない。
・「農業体験」と「イベント」による「ふれあい」は、島田・米本地区を中心とした100世帯程度の農業生産者と八千代市住民の総人口の2%にもみたない周辺地区住民とのあいだの交流に終っているのでないか。子供連れの家族が田植え・稲刈り・イモ掘りなどの作業をやっただけで、農業従事者の労働・生活感覚までも体得することになるのか疑問。
・新川をはさんで米本地区には、すでに八千代市が運営している「ふるさとステーション(道の駅)」があり、事業内容も殆ど同じコピー版は必要ない。
・近くに16号の八千代橋があるにもかかわらず「歩行者専用橋」と称して約2億円の建設予算も計上している。 
・「道の駅(ふるさとステーション)」は市直営でテナント業者に販売委託の契約をしており、市の総支出額は年間約8,200万円にのぼるが、テナント3社の負担額計は約1,400万円。差し引き年間約6,800万円の赤字を市が負担(私たちの税金)している。それと同様の契約システムで運営するというのだから、赤字は必定である。
【賛成派】
・ふれあい農業の郷には、現在八千代市内の農家で深刻になっている跡継ぎ問題を解消する目的がある。市内を支える農業の存続のためにも、体験型農業の場を充実させることで少しでも多くの農業従事希望者を呼び込む狙いがある。
・建設予定の島田台の土地については、跡継ぎがおらず土地所有を放棄し市へ移譲したものばかり。それだけ農家の方々は跡継ぎ問題にひっ迫しており、この計画が持ちあがった10年前から期待してきた。
・現在、市内各地に体験型農園がある。さつまいもやジャガイモなどポピュラーな農作物から、蕎麦づくりや綿づくりなど珍しいものまで、それらを一堂に会すことで、より多くの方々が体験しやすい場へとつなげる。
・体験農業は、幼児から小中学生のイベントには欠かせないもので、現時点でも市内各所の体験農業の場には申込みが尽きない。より体験希望者が利用しやすい環境に整えることで、市内のみならず近隣各市からの流れも期待出来る。
・道の駅から新川の対岸へ渡るためには、16号にかかる橋が最短のルートであるが、ここはかなり迂回しなければならず、また子供が利用することを想定した場合危険が伴う。徒歩専用の橋を道の駅からすぐ目の前にかけることで、安心して行き来できるうえ、ベビーカーなどで訪れる子供連れの方々にも利用しやすい。

4.費用面について
【反対派】
・平成24年度3月議会で補正予算が計上され、「ハコモノ4事業」のひとつである「総合グラウンド」の建設予算が計画当初10億円とされていたのが、今議会の補正予算で更に約7億円近くが加算され、約17億円にハネ上がってしまった。これにより、総事業費は約81億円(維持管理費は別)に膨らんだが、これまでの設計費や見積もりはなんだったのか?行政のドンブリ勘定そのままに豊田市長が提案すると、議会は殆ど議論もなく可決。市民の血税を何だと思っているのか!
・豊田市長は平成21年6月に「広報やちよ」で「国のまちづくり交付金を活用して、一人ひとりが幸せを実感できる生活都市をめざす」と宣言。それが「新川ハコモノ計画」だったわけだが、そもそも交付金は総額の3割までであり、残りの7割は私たち市民が負担するものである。しかも、今回の7億円の追加予算については殆ど交付金が出ないことも明らかになった。なぜ、巨額の財政負担を市民に強いてまで、あの不便で地盤が脆弱な新川沿いにハコモノを建設しなければならないのか?先日のテレビ番組で、福島県楢葉町は原発関連交付金でハコモノ(博物館)を建設したものの年間入場料収入が89万円で、運営維持費が100倍の9千万円もかかり、お手上げ状態であることが放射能汚染問題とともに放映されていたが、市民が望んでもいない、説明もない、ハコモノ事業である「新川計画」も同様の性質を持っていると言わざるを得ないのではないか。
・市長に追随する市議たちは「決まったことだ」と言うが、まだ具体的な建設は行われていないのだから、今から反対しても遅くはないはずだ。議会で議員たちが真剣に計画の中味について議論し、議会の総意として「計画中止」の議員発議を行うべき。そして真に市民の生活環境向上を実現するための方策を立案し、推進すべきだ。
・『この計画を中止した場合、これまでの費用をすべて返還しなければならない。そして、中止した場合は国からペナルティを課せられる。』と言っている人もいるが、これは間違いである。国土交通省都市地域整備局の説明によると、交付金の出た計画については @計画は自由に変更できる、A計画変更により交付金が出なくなることは無く、毎年度計画変更に応じた交付金を出す。ということである。
・この計画の費用の一部を借金して実施できるから大丈夫だという議論があるが、市債を発行(起債)する、つまり将来への負債を多くしてしまうことになるので、良いとは言えない。
・今後長期にわたり、国をあげて被災地の復興に取り組む必要があり、自治体も住民の安全と福祉を守る施策を優先し、国からのまちづくり交付金21億円も返上して被災地復興のために振り向けるべき。

【賛成派】
・今回の「新川周辺地区都市再生整備計画」については、事業費の1/3の金額を「まちづくり交付金」として国から交付される。この交付金は震災後に廃止されてしまったため、今後例えば図書館だけでもと希望を出したとしても、補助を受けることが出来ない。
・「ハコモノ、ハコモノ」と言われるが、今回の事業は街づくり全体にかかわるものである。この交付金によって初めて取り掛かったのが市民体育館前の道路整備。国体に合わせて修繕をしたと思われている方も多いが、これはこの整備計画の一環として取り組まれたもので、現在でも例えばゆりのき台や新川沿いなど市内各地で整備されている道路はこの費用を利用して行われている。もしこの計画に反対し、中止した場合は、これまで行ってきた事業にかかった費用をすべて返還しなければならない。そして、中止した場合は国からペナルティが課せられてしまうため、八千代市として国に補助金を求めることが今後できなくなってしまう。今後たとえ整備が必要だとなっても、費用の面で難しくなってしまう。
・この事業は、交付金のほか費用の一部を借りることもできるため、実際に八千代市の財政がひっ迫し、税金が上がるようなことは想定されていない。むしろ、八千代市の税金や公共料金は、千葉県内で比べてみても特別高いわけではない(例えば上下水道料金はお隣りの佐倉市に比べて10%ほども安く、介護保険料に至っては現時点で全国の自治体の中で10位以内に入るほど安い!)。他の費目についても特段高く設定されているわけではなく、八千代市の借金が取り立たされるが、財政難でそこまでひっ迫している状況にはない。この事業によって、税金が上げることは考えられていない。
・反対派の方々は「費用が貯まったら実行に移せば良い」という見解。何もアクションを起こさず収益を増やすこと、市の問題を改善することは困難。今回の計画は10年以上も前から詳細に検討を重ねてきたもので、どのような需要があり、どう街づくりを進めればよいのか話し合われた結果のものであり、それゆえ国からの交付金に結び付いている。この財源があるからこその計画であり、財政難を深め無理を通してまでの事業ではない。

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今回ご紹介した意見はあくまで一部であり、またそれぞれ賛成派・反対派の総意というわけでもありませんが、この事業について何となく争点が見えてきたでしょうか?
それぞれの見方があり、どちらの立場に立ってもメリット・デメリットがあることですから、どちらが正しいと言い切れるものではないかもしれませんが、実際に事業は進行中。このまま進めば、2年後の新川周辺は今とは全く違った景色になっていることでしょう。

家を購入するのに、なかなか全額現金で支払うケースってありません。
ローンを組んで無理のない返済をしながら、自分にとってより良いライフスタイルを手に入れます。
街の暮らしが豊かに、過ごしやすくなれば、自然と人も集まり「市」としての運営もより良く進むのかしら。
それとも、やっぱり思っていたよりローン返済が厳しくなったり、思っていたような便利な「住まい」にはならないのかしら。

4/22に予定されているTBSの内容、さて皆さんにはどのように映るでしょうか?

【追記】2012年5月3日
本レポートを掲載後、皆さんから疑問を含めていくつかコメントをいただきました。
その内容を踏まえて、以下7点について八千代市役所へ直接質問を投げかけたところ、詳しくご回答を頂くことができましたのでご紹介します!
質問(1)
「八千代ふれあいステーション」が年間6000万円以上の赤字になっているのに、ほぼ同じ用途の農業施設は必要なのか?
@用途は本当に同じと言えるのか?(こんな理由からどうしてもこの場所に造らなければならないという反論はないか?)
<回答>
八千代ふるさとステーションは,農業の振興を図るとともに,市民,農業生産者及び商工業者相互の交流を深めるため設立され,現国土交通省の「道の駅」にも指定されている施設です。比較的短時間の利用を目的とした「立寄り型」の施設です。
一方,「(仮称)観光交流センター」は,「八千代ふるさとステーション」とその周辺地区で展開する地元営農組織による観光農園・体験農園・市民農園等の計画とを総体的に捉えた『やちよふれあいの農業の郷構想』の中の一施設であり,農業後継者を育てるための研修機能,農業体験や調理実習機能,また,農産物直売施設や加工施設,さらに,自然と触れ合える空間としてのふれあいの森や多目的な空間としてのふれあい広場を整備することを計画しており,半日程度楽しめる「滞在型」施設です。


A年間6,000万円の赤字は、本当に倍額になってしまうのか?そもそもこの赤字の妥当性は?
<回答>
八千代ふるさとステーションの年間運営経費は,平成22年度決算ベースで総額,62,526,248円(人件費33,065,043円含む)です。この財源内訳は,施設等使用料8,706,674円,光熱水費等負担金7,285,090円,市税等一般財源46,534,484円です。
したがって,八千代ふるさとステーションは,地方自治法第244条に規定する公の施
設であり,住民の福祉を増進する目的によって設置されており,運営経費から施設等使用
料などの特定財源を差引いた市税等一般財源相当額をもって赤字額とする考え方は,収益事業ではないため,なじまないものと考えます。(農政課)

⇒参考までに、この赤字の話について道の駅やちよで野菜を販売しているクラフトさんにも伺ったのですが、あの場所はあくまで八千代市があの一帯の田んぼの農道を詰める区画整理(細々したものをまとめて多数の農道分を減らす)をした際に出来た余剰分に建てた公共施設(道の駅)で、利用者を市が募集した際に市内農家が集まって出店した直売所「クラフト」さんが、テナントのひとつとして手を挙げたということ。誤解が多いのですが、この場所は直売所のために建てたわけではないんです。
そのため、もしかしたら現在は展示ギャラリー的なものばかりだったり、コンビニが入っているとか、そういった内容だったかもしれないんです。八千代市に限らず全国的に見ても、公民館や体育館といった公共サービスを主とする場所では収益目的ではないため、市役所の回答にもあるように赤字・黒字で表現することはありません。その中でも、むしろこうして賃料はもちろん、ここでの年間売上分の税金は市に納められますし、集客効果によってクラフト以外にも周辺地域の店舗活性化につながっていたりと、多くの面でこの直売所の存在が市財政にとってプラスの面があり、そもそも直売所自体は赤字経営ではありません。
番組を見た方が誤解されて、赤字経営ならクラフトは大丈夫なの?!と問い合わせが何軒もあったようですが、そのあたりは全く問題なく今後も変わらず営業されるということなので、ご心配なく・・・。

質問(2)
16号線の橋があるのに、その隣に、2億円かけて歩行者専用の橋は必要なのか?この金額と歩行者専用道路との費用対効果はどのように考えられているのか?
<回答>
ふるさとステーション,(仮称)観光交流センター,周辺の体験農園などを含めて,「ふれあいの農業の郷」と位置づけており,八千代市の観光交流拠点として,多くの市民の方々に利用していただくためにも,歩道橋で一体化することで相乗効果を高めていきたいと考えています。
また,国道16号の八千代橋は少し離れていること(約100m),高低差があること,歩道は広いとは言えないこと(1.8m),交通量も多いこと(約4万台:H17交通センサス)から,ベビーカーや子供連れ,高齢者の方にも安心して利用していただけるよう,利用者の安全性,利便性の面からも歩道橋が必要と考えています。(農政課)


質問(3)
作った後の維持管理費(ランニングコスト)は、どう考えられているのか?
<回答>
維持管理の方法については,コストの削減や効率的,効果的な運営を図るため,今後民間活力を導入する(指定管理者制度)方向で検討いたします。(農政課 他)


質問(4)
今回の整備によって財政破たんもしくは過度な財政負担になる可能性はどの程度と予想されているのか?やはり責任は市民へ税金増額として降りかかってくるのではないか?
<回答>
新川周辺地区都市再生整備計画は,八千代市第4次総合計画に位置づけており,計画期における財政収支の見通しを踏まえて進めています。したがって,この「新川周辺地区都市再生整備計画」による新たな市民への財政(税)負担は見込んでおりません。(総合企画課)


質問(5)
新川開発に合わせて城橋は補修してくれるのか?
<回答>
城橋は橋長約89m,幅員6mの橋梁ですが,防護柵の補修と橋桁等の塗装の塗り替え等を計画しています。また,歩道として側道橋の整備を,平成24年度内の完成を目指し,工事を進めています。(土木建設課)


質問(6)
既存施設のメンテナンスはどの程度今回盛り込まれているのか?既存設備についての補修が今後どのように検討されているのか、また現時点での市内建物の耐震性については?
<回答>
市道・橋梁修繕として,25事業箇所(事業費約8億5,600万円)を計画しており,舗装の補修・橋梁の補修を行う内容となっています。
市道改築として,18事業箇所(事業費約5億5,400万円)を計画しており,道路側溝も含めた道路の整備等を行う内容となっています。
さらに,高質空間形成施設(歩行支援施設)整備として,14路線(事業費約1億1,100万円)において,歩行者空間を充実させるため,視覚障害者誘導ブロックの設置,バリアフリー化に基づく歩道の切り下げ等の整備を行います。(土木建設課)


質問(7)
『論点としては、市民サービスとしての新規の開発と既存施設のメンテナンスのどちらを優先するかということになるのでしょうか』というコメントがあるのだが、これは新川沿いへの老朽化対策も含めた総合的な整備だと認識しているが、それで間違いないのか?やはり新規開発に重きが置かれて、既存施設のメンテナンス面で心配な部分も多いのか?
<回答>
市有建築物の耐震化については,八千代市耐震改修促進計画において大規模な,いわゆる特定建築物について優先して進めることとしています。
耐震工事の進め方ですが,特定建築物のうち,学校施設については,特に優先的に整備を進め,平成27年度までに耐震化を終了することとした他,市民会館については,平成24年度中に耐震化が完了する予定です。
その他の特定建築物についても,平成24年度において,市民体育館の耐震診断を実施するとともに,市庁舎の旧館及び新館について耐震診断及び基本設計を実施して耐震化に着手することとしており,早期の耐震化に努めていきたいと考えています。
また,特定建築物以外の小規模施設については,八千代市耐震改修促進計画において耐用年数等を勘案して耐震化を検討し,危険度や地区バランスを考慮して,緊急性の高いものから整備することとしています。※八千代市耐震改修促進計画(平成20年3月)(建築指導課)


番組放映後、いろんな場所で色んな話を耳にしました。
番組内でインタビューを受けていた農家、酪農関係の方のコメントにしても、その前後がカットされ意図的につなげられたという憤慨の話、市職員の方々も約1時間ほど熱心に説明をしたけれども、その中で回答に詰まった瞬間を使ってあのような雰囲気が続いていた印象をもたせる作りになってしまったという話などなど・・・。
また、番組最後の感想に「施設ができることで、少しでも市内も若手の農家が多く集まってくるようなきっかけにでもなれば」といったコメントがありましたが、実は八千代市の農家は全国的にみても類を見ないほど若手の方々が多く従事していらっしゃるんだそうです(確かに、梨農家さんを見ていても皆さん世代交代されて若い!N(梨)-1グランプリの様子からも若い方々が多かった!)。だからこそ、さらに農業の面で活性化させられる余地がまだまだあるのではということ、そして農業人口1%という数字にはどういう比較によるものなのか、市内の住宅地と農地割合に対しての人口が考慮されているのかが不明で、意味がないのではという声も聞かれました。
確かに、賛成派の意見は出てこなかったし、フェアではなかったかもしれませんね。
ともあれ、さまざまな方面で注目された先日の番組ですが、最近のメディア全般に言われていることながらも改めて今回、内容をそのまま鵜呑みにせず、自分なりにしっかりと情報を精査して受け止めることが大切だなぁと・・・。

★参考資料
⇒新川周辺地区都市再生整備計画について
⇒新川周辺地区都市再生整備計画(第一回変更・H22.3月)
⇒八千代市の都市計画に関するアンケート調査報告書(H22.3月)
posted by やちなび子 at 00:00 | Comment(11) | 八千代市の取り組み | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月11日

天ぷら廃油は捨てないで!八千代市とNPOコニュニティひまわりの取り組み

【追記】2012年8月1日 いよいよ拠点回収が始まりました!詳細情報を末尾に追記しています。

最近、八千代市のあちこちで「使用済み食用油を回収します」という文言を見かけませんか?
広報やちよ紙面でも“清掃センターで使用済み食用油などを回収する”というお知らせが掲載されていますし、今月15日・16日に行われる毎年恒例のどーんと祭りでも、イベントのひとつとして油の回収が告知されています。
実は今、『家庭から出る天ぷら廃油で“エネルギーの地産地消”プロジェクト』に挑んでいるらしいのです。

なんじゃそりゃ!
天ぷら油を回収することが、地産地消につながる??

「天ぷら廃油をリサイクル」というのは割とよく耳にしますが、これを原料にして石鹸やロウソクを作るのかと思いきや、“エネルギー”と銘打つに相応しい動力資源として再利用するらしいのです。使い終わったら固める○ンプルとかで燃えるゴミにしてきた油が、どういう形でリサイクルにつながっていくのかしら?そもそも何がきっかけで、八千代で取り組みが始まっているんでしょうか?
ということで、今回の暮らしレポートは“八千代市の廃食用油燃料化事業”について。
このプロジェクトを八千代市とともに支える「NPOコミュニティひまわり」の事務局長であり、同時に事業の策定員会委員長でもある有馬富穂氏に、さまざまな角度からお話を伺ってきました!

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↑ H23.2月「廃食用油燃料化事業可能性調査」の資料なども参考に、今回のレポートを書きました。

八千代市では、“地域に存在する新エネルギー”を有効活用することによって、地球温暖化や化石燃料使用削減などの問題に対処していこう!という考えのもと、平成21年度に「八千代市地域新エネルギー・省エネルギービジョン」が策定されています。
果たしてこの土地では、どんなエネルギーが利用出来そうなのか?
あらゆる面から八千代市について分析されていきました。
例えば、風力発電には平均風速5.0m/sec以上が必要とされていますが、八千代市の平均風速は2.5m/sec程度ですから難しそうだ、といった具合に、降雨量や平均日照時間など気候的な特徴をはじめ、土地の活用状況や人口、商業状況まで、さまざまな角度から事業として経済的利用が可能かどうか調査された結果、「どうやら八千代には、廃食用油が潜在的に眠っているらしいぞ?」という実態が見えてきたのです。

八千代市の「隠れ油田」。
それは、市内に集中する食品製造会社をはじめ、大手スーパーや飲食店チェーンが排出している使用済みの食用油のことでした。

廃食用油の行き先を調査した結果、質の良いものは家畜飼料のエサに混ぜるものとして有償で埼玉や栃木など他県へ流出しており、低質なものは廃棄物処理業者を通じてゴミとして処理されているようです。また小規模な飲食店などでは、ほとんどが可燃ゴミに。ベッドタウンとして発展している八千代市ではファミリー層も多く、頻繁に食用油が消費されているようですが、やはり新聞紙に吸収したり凝固剤で固めて燃えるごみとして処理されていました。
唯一「八千代市福祉作業所つばさ」が石鹸作りのために、市内2ヶ所の保育園から回収・リサイクルしていることが分かったものの、市内全体で見ると、大口排出事業所以外では有効に利用されていないという実態が明らかになったのです。

『この廃食用油に着目したのは、近年バイオマスエネルギー(=生物由来の有機物資源(バイオマス)から得られる循環型エネルギー)として位置付けられた「バイオ燃料油」としての利用が出来ないか?という期待があったからです。バイオマスエネルギーは、燃やしても大気中の二酸化炭素の増減に影響を与えない(=カーボンニュートラル)特性を持っているため、地球温暖化対策に有効と言われています。』

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廃食用油の用途として、従来は主に(1)石鹸(2)家畜飼料に加工されていましたが、廃食用油の石鹸は需要が伸び悩み、家畜飼料も安価な輸入品に圧され気味でどちらも供給量が不安定。しかし(3)バイオディーゼル燃料(=BDF)への加工技術が出来てからは、化石燃料に代わるバイオマスエネルギーとして大変注目され、全国でも多くの市民団体や自治体によって回収が進められてきたのですが・・・実はすっかり行き詰まりを見せていて、回収した油が余って結局燃えるごみとして処分せざるを得ない状況を招いているというのです。

『バイオディーゼル燃料(=BDF)は、トラックやバス、農業用車両に用いる軽油代替エネルギーとして廃食用油の新たな用途だったのですが、このBDFに燃料化する過程でさまざまな問題点が事業化を阻んでいるのです。』
【BDFの問題点】
・機器や設備などの導入コストが高い
・製造過程で、アルカリ液を使用するため排水処理費がかかるほか、品質の悪い廃食用油になるほどグリセリンの排出量が増加し、その処理コストも必要になる。
・BDFは軽油同等に課税される
・品質の法規制が大変厳しい
・使用する自動車のエンジントラブルが問題になっている


『こうした経済的な問題や使用時の安全性などからBDFへの加工も頓挫し、最近では「廃食用油はリサイクルシステムの構築が困難である」と考えられてしまっているのが現状です。しかし国内では食用油が年間約237万トンも使用され、そのうち一般家庭でも約39万トンが消費されています。業務用の一部は飼料や工業用脂肪酸などに再資源化されるものの、年間約10万トンもの家庭から発生する廃食用油は、ただ一般ごみとして焼却処理されていくばかりです。』

限りある資源を、何とか有効活用できないものか?

そこで生み出されたのが、新たなバイオマスエネルギーとして急速に注目を集め始めている、重油の代替燃料「バイオ再生重油」だったのです。これは廃食用油を遠心分離・ろ過で精製したものを、再生重油(=自動車整備業などから出る自動車エンジンオイル廃油を回収・精製したもの)に混合したものだそうで、平成20年に札幌市の一企業で製造・燃焼実験が行われたばかりの最新燃料!
この技術であれば回収した廃食用油をそのまま利用できるため、加工過程でBDFのような廃液を全く出さずに済みますし、河川の水質汚濁防止対策面でも優れているとのこと。
何より設備投資もランニングコストも大変安く済みますし、従来から使用されている再生重油と全く変わらぬものとして利用できるので、需要の心配があるどころか来年度にはJIS化も検討されている期待の新エネルギーなんですって!

八千代市には、この技術を難なくこなせる企業がありました。
上高野にある業界大手の再生重油メーカー(株)東亜オイル興業所です。

東亜オイルさんは、産業廃棄物の収集運搬や中間処理、再生重油の製造などを行う企業で、平成20年には“循環型社会形成推進功労者優良企業”として環境大臣賞も受賞しているほど高い技術を誇っています。
重油としての物性を維持するには、混合率は廃食用油を20%程度にするのが妥当だそうですが、バイオ再生重油に不可欠な再生重油を年間10,000キロリットル規模で生産しているので、単純計算しても年間2,000キロリットルまで廃食用油の引き受けが出来る能力があります。
この事業に必要な設備は、東亜オイルさんが持つ既存の製造設備がそのまま使用できるそうで、新たな設備投資を一切必要としないことも大きなメリットとなりました。
こうした多くの利点を考慮し、八千代市の環境問題への取り組みは、バイオ再生重油を製造する「廃食用油燃料化事業」が採用されたということなんです。

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↑ 広報やちよや新聞で、この廃油回収&リサイクル事業が取り上げられました。

このバイオ再生重油を使用した場合の二酸化炭素削減効果について分かりやすく計算してみました!
2010年燃費標準基準の中型車(車種1.2t)が1万キロ走ったときに排出されるCO2は、約1437.5kg-CO2だそうですが、これを基準に換算してみます。
八千代市内の公共施設で使われている年間石油消費量は、重油として年間284.8キロリットル(H23時点)なので、バイオ再生重油に置き換えると、二酸化炭素の年間削減量は約154.2t-CO2削減されることになり、これは自動車約110台分に値するんです。
全国規模で見ればほんのわずかな置き換えで、これだけの効果が出せる廃食用油!捨ててしまえばただのゴミなのに。
ちなみに、学校給食センター使用燃料が2〜3年以内に天然ガス仕様に変更される予定で重油使用量が大幅削減されるため、変更後の使用量で換算すると42.7t-CO2削減(約30台分)となります。
(もちろん製造されたバイオ再生重油は、市の公共施設にだけ使われるわけではなく各地へと運ばれていきます。)

『現在、バイオ再生重油は国内で採算ベースに合うところまできています。回収量がまとまれば経済性にも優れた事業ですし、単に八千代市のCO2削減の一助となるばかりではなく、全国的にBDFの利用が行き詰っている中で廃食用油の新たな用途が開けることになります。この地域新エネルギー導入事業を市民・事業所・八千代市が協働推進し、「廃食用油のバイオ燃料化モデル地区」として全国の先駆けとなることで、市の環境事業を対外的にPRするチャンスでもあるのです。』
【目的】
・バイオ燃料によるCO2削減対策
・河川水質汚濁防止対策
・可燃ごみ削減、油固形剤使用削減
・障害者支援
・市民の環境保全やリサイクル意識の向上


これだけ夢のある燃料ですが、一番の問題は「いかに廃食用油を回収できるか?」という一点。
廃食用油の回収実績がある先進地域を参考にしながら、一般家庭や保育所、学校給食などからの回収可能量を予測するほか、市内食品製造会社へヒアリング調査を進めるなどして、平成25年度までに3段階のステップを踏みながら、年間150〜200キロリットルを目標に回収できるよう計画しているとのこと。

『平成22年に、この廃食用油を回収することについて市内自治会や幼稚園などを通じてアンケートを行いました。その結果、特に家庭から回収する場合は、どのような容器にどうやって入れるのか?出すときに周囲が汚れないか?可燃物なだけに取扱いが心配・・・といった不安の声も少なくなかったため、まずは第1段階として先行モデルを確立し、出す側・回収する側の双方で無理なく実行できるよう進めています。』

既にこの第1段階のスケジュールは平成23年4月からスタートしていて、先行モデルとなる幼稚園、保育園などの小口排出元からの回収を始めています。さらに7月からは清掃センターへ市民が持ち込める体制が整い、公民館やスーパーにも呼びかけのチラシが貼られるようになってきました。
この回収作業の中心となるのが、市内にある福祉事業所「つばさ」です。十数年前から事業として、既に市内2ヶ所の保育園から廃食用油を回収し、石鹸づくりを行ってきているのですが、今後はさらに回収量を増やしていくとともに、その回収したものをドラム缶への移し替えやろ過作業を、福祉事業と一環として市が委託することになっています。

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↑ 先行モデルとして高津幼稚園でH23.4月から回収が行われています。高津幼稚園は、エコアクション21に全国で初めて認証された幼稚園。太陽光パネル・屋上緑化等取り入れ、環境教育にも力を入れています。

第2段階では、八千代市による全面的な拠点回収へ移行していきます。
まずは公民館や市役所などといった公共施設で回収ポイントを設け、平成24年度頃を目途に現在の資源ゴミ回収場所の利用へとつなげる計画です。商工会議所を通じて、商店街やスーパーなどからも回収できるよう進めていくことも検討されており、最終ステップである第3段階には、いよいよ大口排出元である食品製造会社や大手企業から、より多くの廃食用油を回収できる体制を整え、事業を安定させていくとのことでした。

ところで、実際に油を回収するときには、どのように出せばいいんですか?

『特に専用の回収ボトルなどは用意しません。ご自宅にあるペットボトルをよく洗って乾かしたものであれば、それに詰めてキャップをしていただければ結構です。未開封の油は、そのままの状態でお持ちください。 なおペットボトルなどは回収した先で、焼却ごみとして処理します。天かす等の不純物は出来るだけ入り込まないよう、油こし器で揚げカスなどを軽く濾してください。』
【持ち込める油】
なたね油、コーン油、ひまわり油、べに花油、ゴマ油、オリーブ油などの家庭から出る使用済み植物性食用油。未使用で古くなった油も可。混合も可。
【持ち込めない油】
エンジンオイルや灯油など石油系の機械油類、ラードなどの動物性食用油。飲食店や食品加工業など一般家庭以外の事業所から出る油脂類。

※八千代市清掃センターへの持ち込みは、月曜日〜金曜日(祝日を除く)午前8時30分〜午前11時40分、午後1時〜午後4時。毎月第3土曜日(祝日を除く)も、前述時間で持ち込み可。
持ち込み時は、(1)免許証など(八千代市民であることを確認できるもの)(2)廃棄物処分申請書を持参する必要があります。⇒詳細はこちら

なるほど!ペットボトルが使えるのは良いですね。
サラダ油のボトルだと、一気に使い切らないことも多いのでどうするのかと思っていたのですが。とにかく自分でやってみないと分からないので、今度のどーんと祭りに持っていけるように、試しにボトルに詰めてみました!
⇒2011年10月15日(土)・16日(日)開催の八千代どーんと祭りの会場で回収を受け付けています!

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↑ サラダ油の空ボトルか、ペットボトル(1リットルでも何でも良いみたいです)を用意します。ここに使い終わって冷ました油を流し込むのですが、鍋から小さな口にこぼさず注ぎ込むのは至難の業。かといっていちいちジョウゴを洗うのも面倒なので、新聞を折った端を漏斗代わりにしてみました。

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↑ あら!いいじゃない!思ったより新聞の強度もあるし、漏れることなく入れ込めました。

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↑ しかし、最後の方で不純物がありすぎて避け切れない事態が発生。そこで、小さくちぎったキッチンペーパーを漏斗の中に敷き込む作戦に。これなら最後まで無駄なく注ぎ込めます!

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↑ 今回たまった油はこれだけですが、次回またお料理に使ったときに足していけばOK。

先日、NHKBSプレミアムで9月18日に放送された「宇宙の渚」を観たのですが、その中でCO2が引き起こす様々な現象を目の当たりにしました。CO2は大気が薄くなると温暖化ではなく気温低下を招くそうで、普通は雲が発生しない成層圏に“真珠母雲”という七色に輝く雲が出来ます。これが太陽光に当たると低温時に溜め込んだ塩素成分が原子状塩素に変わり、オゾン破壊を引き起こすと考えられているんですって。
この美しい雲は、近年ごく一部の限られた地域でしか観測されなかったのですが、どんどん観測範囲が広がっていて、この雲が出ると紫外線が大幅に増大するため、フィンランドでは真夏でも子供に長袖、サングラス、帽子を付けて外遊びが制限されてしまうほどなんだとか。
これは外国に限った話ではありません。
日本でも今年4月30日に、通常の1.5倍の紫外線が観測されたというのです。

すっかり「CO2削減」という言葉が慣れ過ぎている昨今、もう一度自分に出来ることから始めていかないと、近い将来自分たちの子供にもサングラスをさせて外へ出す時代がやってきてしまうかもしれません。

【追加】2012年8月1日
昨年7月から清掃センターで回収していた使用済み食用油を、平成24年(2012年)8月1日(水)から市内9公民館及び市役所本庁舎でも回収することになりました!
容器に満タンにならなくても大丈夫です。
逆に、古くなっても満タンになるまでためてから持参してもOK!
ぜひ天ぷら、から揚げを作った日は、捨てずにためてリサイクルを!!

★拠点回収 詳細情報
【回収場所】市内9公民館および市役所本庁舎
<入口付近に廃食用油回収の専用容器を設置>
・大和田公民館(地図
・阿蘇公民館(地図
・高津公民館(地図
・勝田台公民館(地図
・八千代台公民館(地図
・村上公民館(地図
・睦公民館(地図
<建物1階エントランスロビーに廃食用油回収の専用容器を設置>
・八千代台東南公民館(地図
・緑が丘公民館(地図
<新館2階クリーン推進課までお持ちください>
・市役所本庁舎(地図

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【持ち込める油】家庭から出る使用済みの植物性食用油(なたね油、コーン油、ひまわり油、べに花油、ごま油、オリーブ油など)
※ 賞味・消費期限切れなど古くなった油でも受け入れ可能です。
【持込みできない油】
・エンジンオイルや灯油など石油系の機械油類
・食用でもラードなど動物系の油
・飲食店や食品加工業など一般家庭以外の事業所から出る油脂類
【持込み方法】油こし器で揚げカスなどを軽くこした後、ペットボトル(よくすすぎ水気を切ったもの)に入れて、キャップをよく締めた状態で回収用の容器(缶、あるいはコンテナ)に入れてください。 未開封の油は、そのままの状態でお持ちください。
【問い合わせ】環境政策室・クリーン推進課 電話 047-483-1151(代表)

●NPOコミュニティひまわり 
千葉県八千代市八千代台東1-17-5
事務局/047-405-0565(担当:有馬富穂)
【関連ブログ】http://fujikazu.blog.so-net.ne.jp/
↑このブログで廃食用油回収についての最新活動状況が報告されています。
〔廃油回収についての問い合わせ〕
千葉県八千代市クリーン推進課/047-483-1151(代)
八千代市清掃センター/047-483-4521
〔参考資料〕
・千葉県八千代市地域新エネルギー・省エネルギービジョン報告書「廃食用油燃料化事業可能性調査」(H23.2月発行)
・環境開発工業(株)ホームページ(バイオ福祉再生重油について)⇒こちら
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2011年08月06日

子どもネット八千代の1%支援制度対象事業「アートスタート2011」

小さなお子さんがいる方なら、八千代市内のどこかで一度は「子どもネット八千代」という団体名を見たり聞いたりされているのではないかしら?
子ども達が人との関わり合いを通じて心豊かに育てられるような、特に文化的な体験をメインとしたイベントを数多く企画されていて、市内の子育て関連施設や公共施設などでもよくポスターを目にします。中でも音楽鑑賞や観劇などの“芸術体験”は、会員でなくても一般参加できるものが多いので、市内ママにも大変好評なんだとか!
今回は、八千代市1%支援制度対象事業のひとつとして行われた「民族歌舞団荒馬座 ぴーひゃらどん」という作品を、1歳9ヶ月のなび次男を連れて八千代台まで観に行ってきました。

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↑ 八千代台駅西口から徒歩3分の八千代台公民館。八千代台文化センターとの複合施設になっています。

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↑ 正面玄関を開けるとすぐ受付が用意されていました。子どもネット八千代の取り組みのひとつ「ミニぴょんぴょん」に所属されている方の受付のほか、一般向けの当日券も販売しています。

今回の「ぴーひゃらどん」は、1〜2歳児向けの親子教室ミニぴょんぴょんでのプログラムのひとつとして用意された企画ですが、会員ではない私たち親子のような一般参加もOK!というのも、先日ご紹介した八千代市の制度「1%支援制度」を活用することで、参加者の幅を広げることが出来たからだそうです。子どもネット八千代さんが掲げる“支援を受けたい事業”というのが、まさにこの「アートスタート2011」への取り組みなんです。
⇒ 2011年06月15日 「1%支援制度」八千代市の市民活動団体支援金交付制度って?

そもそも子どもネット八千代さんは、1990年に「八千代おやこ劇場」として発足したのが始まり。
おやこ劇場(子ども劇場)というのは今から45年前、当時の文化作品には商業色の強いものや質の悪いものも多く、子どもへの影響を危惧した福岡のお母さん方が“本物の芸術文化に触れさせる機会を!”という思いから立ち上げた活動で、今や全国にその輪が広がっています。
この“良質な芸術作品を子ども達に鑑賞させる”という発想は、近年「アートスタート」という言葉によって注目が高まっています。聴覚や視覚といった人間の感性(五感)の形成は幼児期に育まれると言われますが、この大切な時期に子どもだましの作品ではなく、本物に触れさせることで感受性をより豊かに引き出すことが出来るというのです。
科学的な実証よりもずっと早かった、母親の感覚的な“育て”の意識には驚かされます!

2002年からは正式にNPO法人として「子どもネット八千代」と名称を改め、文化的な体験をベースとしながらも、四季折々のイベントで地域社会の輪を盛り上げたり、また乳幼児の子育て支援から中高生の親を対象とした交流会に至るまで、“社会的に公益な事業”というNPOの観点に立った幅広い活動を展開されてきました。
ただ、本物を見せるということは、プロをお招きするということ。
実際に子どもネット八千代さんでも、こんなお話をされていました。
『アマチュアの方でもボランティアのお父さんお母さんでも、一生懸命取り組まれている方は沢山いらっしゃいます。それでもあえて私たちは“本物に触れさせる”という観点から必ずプロの方にお願いするのです。仕事として日々の舞台をこなしている方は、やはり本気度が違います。子どもの目にはだましが通用しませんし、特にまだ席に座っていられないような1〜3歳位の子は、つまらなければ必ず飽きて遊び出してしまうでしょう。
ただしその分、経費はかさみます。
けれども3年前から八千代市で導入された「1%支援事業」によって、参加費の負担を軽減することが可能になり、一般来場者も多くお招きすることが出来るようになったんです。』

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↑ 八千代台公民館1階にあるホールに敷物を広げて、親子座って観劇というスタイルです。椅子に長く座って我慢するより、これが1〜2歳児には一番落ち着いて、安心していられるんですって。荷物や靴は周りに置いて、のびのび鑑賞タイム!

ぴーひゃらどんは、女性2名と男性1名が、太鼓や角笛のおはやしを会場内一杯に響き渡らせ、日本の春・夏・秋・冬の季節を彩る伝統的なお祭り光景を、楽器の音色や踊り、歌だけで再現していくという独特の世界観に包まれた作品でした。
セリフが一切無いので、逆に子どもたちは目に映るもの、耳から聞こえる音色という感覚だけで面白さを受け止められるのが魅力です。
なび次男は、最初大きめな初めて聞く音に戸惑う様子はあったものの、じーっと見入ったまま座って鑑賞していられたんです!しかも、なび次男だけではなくほとんどのお子さんが同じ状態!!
大勢の1〜2歳児が集まるので、さすがに泣いたり走り回ってしまうことも多いだろうと思っていただけに、これはかなり奇跡的な状況です。やはり本物には、惹きつける何かがあるんですよね。
⇒ 民族歌舞団 荒馬座 ホームページ

途中、子供たちを飽きさせない工夫も。
昔ながらの手遊び歌で楽しんだり、大きくてキラキラした布を子供たちの頭上にたなびかせたり、電車ごっこのようにつながって少し歩き回ったりと、じーっとしていられない子供たちを上手に沸かせて最後まで興味を惹きつけていました。

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↑ さらに観劇後は、作品中に使われた水笛や傘を手に取って見たり、太鼓を順番に叩いてみたり!なび次男もなかなかバチを離しません。

1%支援制度がもっと広まれば、観劇の内容も今まで以上に充実出来そうですね!
今後はもっと大きな場所で大勢の方を招いたり、なんていうことも考えていらっしゃるんですか?

『実は現在の制度では、行った事業総額に対して半額までしか負担してもらえないことになっています。ですから35万円の援助を希望したいとすると、70万円規模の事業を行わなければなりませんから、この希望金額を今後増やしていけるかどうかというのは難しい判断なんですよ。』

全額負担は難しいかもしれませんが、せめて今の“倍額の事業”という規定が緩和されると随分団体側の負担が減りそうです。その一方で、援助に見合う事業がきちんと展開されるためにも、支援を受けようとする団体側の姿勢を正さなければならないと、子どもネット八千代さんはおっしゃいます。

『今のままでは、“税金の取り合い”のような状況です。選挙カーで名前を連呼するかのように、「この番号を選択してくださーい!」というアピールばかりが前面に出てしまっています。本来であれば、団体の日頃の活動の様子や、こういう事業がしたい!という内容を明確にして援助いただくべきなんです。一応6/15〜8/15までの選択期間内に、市民の皆さんへ団体のPRをするイベントは設けられているものの、そこへ実際にいらっしゃることが出来る方はほんの一握りですから。
さらに言えば、実施した事業の報告についても市民に公開されなければならないと思います。』

そうなんですね・・・。
ちなみに市へ提出されている事業報告書やアンケート結果などは、次回の審査への参考資料に留まり市民は公開はされていないんですよね。もっと市が各団体の事業内容をアピールしたり出来ればとも思いますが。

『それではダメなんです!市に頼っていてはこの制度の意味がありません。そうではなくて、もっと自分たちの活動や1%支援制度そのものをご理解いただけるよう、私たち団体が自主的にアピールしていかなければならないと思っています。団体によって制度利用に対する温度差がかなりありますが、まずは「1%支援制度って何?」と思っている多くの八千代市民の方々に、一層の周知を図っていくことが第一歩ではないでしょうか。』

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子どもたちの未来を真剣に考えて、自分たちが今出来ることを着実に実現していこう!と活動なさっている子どもネット八千代さんの姿勢に感銘を受けつつ、今回の観劇会をなび次男と大変楽しませていただきました。
今年もまだまだ引き続き、こうしたイベントを予定されています。
ぜひお子さんとご一緒に「アートスタート2011」を体験してみてはいかがですか?

●特定非営利活動法人 子どもネット八千代 047-486-4699(月〜金 10:00〜17:00)
新事務所/千葉県八千代市村上4497-10-3(地図)勝田台駅から徒歩6分
【ホームページ】http://konet.ciao.jp/
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2011年06月15日

「1%支援制度」八千代市の市民活動団体支援金交付制度って?

【追記】2012年9月20日
平成24年度の1%支援制度の選択届け出結果が公表されました!
⇒詳細はこちら

八千代市が「1%支援制度」を始めたのは平成21年で、今年で3回目を迎えます。
いよいよ市民による届出が6月15日(水)からスタートしまして、6/15付広報やちよにも大きく掲載されていたかと思いますが・・・皆さん、この1%支援制度ってどういう仕組みなのかご存知ですか?

『支援したい団体に投票すると、自分の納税金額の1%分がそこへ配分されるんでしょう?』

私、そんな程度のイメージしかありませんでしたし、全国一律でいつの間にか広まった制度のひとつなんだとばっかり思っていたんです。
が、実は千葉県市川市が6年前(平成17年)にがんじがらめの憲法を乗り越え、やっとの思いで日本初導入にこぎつけたという最先端な施策なんだそうで、全国各市町村で取り入れているのは現時点でも市川市を入れてたったの6ヶ所。

ま、まさか、そのうちのひとつに、八千代市が入っているんですか?
しかも、千葉県では市川市に続いて2例目?!

これを聞いて、「ええ?!なんでうち?!(松戸とかじゃなくて?)」みたいな、この何とも言えない驚きといったら。

そんな珍しい制度だというのに、市内の浸透率はあまりにも低く、昨年の有効届け出人数はたったの1,358人・・・。市民税からこの制度に充てられる金額というのが上限400万円と決まっているそうなんですが、その届出された個人市民税1%相当額の合計は約259万円と上限にも満たなかった状況でした。
投票は昨年度の市民税を完納した納税者に権利があるのですが、八千代市は今や19万人を超える人口となり、8万世帯が住む街に成長しているのに、1,000人ちょっとという現実。

でも、分かる気がします。
だってこの制度、何が狙いなのか?実態はどうなのか?というあたりが、よく分からないんだもの。
単純に考えて、折角納税したのに一部の活動へお金が流れていくということに、まず疑問です。
支援を依頼してきている団体は、じゃあ今までどうやって活動してきたのか?
会費で賄えていたものを、単に会員の負担軽減のためだけに利用されるなら、普通に市税として活用されて市民全体に有益なほうが良いのではないかと思えてしまいます。特に歳出が不透明なままでは、その余剰金で一部の人が潤ったりしていないかと勘繰るケースもあるでしょう。

そもそもこの制度が、なぜ市川市で始められたのか?
何にメリットを見出したのかが分かれば、そんな見方も変わるかも・・・と、導入を決めた当時市川市長の千葉光行氏の著書「1%の向こうに見えるまちづくり」に目を通してみました。

八千代市と同じく都内に勤務する方のベッドタウンとして発展してきた市川市では、地域コミュニティが希薄になっているという問題が慢性化していました。昔は隣り近所で助け合って解決していたようなことまで公的サービスに求められ、行政の仕事内容は年々多様化していきましたから、行政では人員面で限界をきたします。特に公的サービスは偏りがなく画一的な内容に留まりがちで、そんな行政をもどかしく思い「出来ないなら自分たちでカバーしよう!」と多くのNPO団体が市民活動に勤しむようになりました。
ただ、そのNPO団体の一員も日々の生活の傍らで活動している市民ですから、人員や予算的にも手一杯で事業を拡大する余裕がなかったり、団体の活動が周知されず会員間だけで細々活動しているケースが多いという実態でした。さらに活動は団体毎で行うのが一般的で、他の団体の動きを知る手立てがなければ、連携を取れるような情報源もまとまっていない。

この状況を知った元市長は、「もしこれらの活動が団結されれば、一層大きな力になるのは間違いない。枠にとらわれることなく、きめ細やかな市民サービス事業を行う“民間”を“行政”が支えることで、失われたコミュニティの再構築につながるのではないか」と考えます。
団体活動がオープンになって団体ごとの情報交換が出来れば、さらに事業に深みが増すのではないか。また会員になってその活動に参加したいという人も増える可能性も見込める。
この“団体から情報発信し、その活動を理解してもらう機会を作る”というスタイルは、財政的な支援以上の効果をもたらすはずだ!

それを具体化した施策が、1%支援事業だったわけです。

始めは「普段何も地域貢献できてないから、せめて頑張っているNPO団体に寄付するつもりで賛同しよう」という気持ちから参加した市民も、いざ投票しようとなると中身が気になる。

どんな活動をしてるんだろう?
なんでそんな活動をしないといけなくなったんだろう?
そもそも市はどうしてやらないんだろう?

いつの間にか、自分の住む街に目が向いて、気付けばその活動に市民の一人として参加している。

そんなコミュニティ再構築のサイクルがうまく回っている地域として有名なのが、1%支援制度で大いに盛り上がっている愛知県一宮市。昨年の届け出数は3万6千人を超え、18歳以上の投票可能な人口の約11.5%もの方が参加したそうです。ここまで周知されたのには、支援制度自体をNPO団体が支えてPRを充実させているという実態がありました。
莫大な市税を投じて広報活動や作業人員を増やすと、その分を市民活動に回したらどうかという問題になるので、市川市でもこの施策のやり方には最小限の手間となるよう考慮したそうです。今では支援制度の基金積立金というものを設けて、そこから支援対象団体のPRを充実させたパンフレットを毎年紙媒体で発行しているようですが、先ほどの一宮市の例も、すべて行政のみに頼らず地域活動が市民生活の中でうまく機能し始めている結果!

また、この1%支援というチャレンジは、もうひとつの大きな揺さぶりを市民に投げかけました。
それは「税金の使い道を市民自らが選べる」ということ。
住民投票と同じように、市政に対して微々たるものではあるけれども、意見を投影できる権利が市民に与えられたことで、今までベッドタウンとして興味が薄れていた地域に対して、興味を持つきっかけづくりにもつながったのです。
制度の元となったのはハンガリーの「1%法」だそうですが、平成17年当時で既に施行から8年近く経ったハンガリーでは、実はすべての納税者が参加しているわけではなく3割程度だったとか。ただし、残りの方がこの制度を知らないわけではなく、9割以上に浸透していました。要は、残り7割の国民は、税金を非営利団体ではなく“国が使うこと”を選択してたことになります。
単に市民団体というだけでは支援の理由にはならず、いかに地域の活性化につながるような有意義な活動をしているかを市民は判断し、また一方で行政がより良い施策を提案すればハンガリーのように多くの国民から賛同を得られることにつながります。
1%支援制度が広く周知されるほど、市政に対する市民のイエス・ノーが可視化され、これがより有益な施策を引き出す圧力ともなるわけです。
団体と市政の両方が切磋琢磨する、そういう図式が理想形といったところでしょうか。

八千代市でも、まずはどんな団体が支援を依頼しているのか?その団体がどんな地域貢献をして、支援を受けた金額で何を実行したいのか?さらには年度末に活動報告が具体的に紹介されるような、分かりやすくまとまったものが公開されることが第一歩。
これが出来て初めて金銭面での不透明さも解消されるでしょうし、参加者増加につながっていくと思われます。
けれどもこの制度を維持するための職員は、昨年より減らされているようです。
さらにゆりのき台にある市民活動サポートセンターに兼任という形で担当者がいるので、なかなか充実した広報活動のために各団体へ回るようなこともままなりません。
折角の面白い制度がいつの間にか無くならないよう、出来ればせめて各団体の詳しい情報だけでも閲覧できる機会が設けられるといいのですが・・・。
それに、聞いたところではこの1%支援制度があるからという理由で、市民団体の活動に不可欠な公的支援が切られてしまっているという問題もおきているとか。それを賄うためにもぜひ支援金が限度満額になるような盛り上がりになることが期待されます。

ともあれ、今日から8月16日(火)までの2ヶ月間、納税者からの届け出受付が始まります。
広報やちよに挟まれてくる紙面を送付するか、市の窓口に直接届け出るか、インターネットでの受け付けという3種類の方法で参加が出来ますので、ぜひこの機会に一度1%支援制度にゆっくり目を通してみてはいかがでしょうか?

●市民活動団体支援金交付制度「1%支援制度」
市民活動サポートセンター内 総合企画課1%支援制度担当
〒276-0042 千葉県八千代市ゆりのき台5-30-6
電話:047-481-3222 FAX:047-481-3221 Email:nposupport@city.yachiyo.chiba.jp
月〜金曜日(祝日を除く) 午前8時30分〜午後5時
【選択届出の方法について】http://www.city.yachiyo.chiba.jp/21800/page000047.html
【1%支援制度 紹介ページ】http://www.city.yachiyo.chiba.jp/shisei/category00000503.html(八千代市HP内)
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2011年04月10日

やちよ絵手紙の森美術館「東日本大震災復興支援チャリティー」

八千代市内各所で広まり続けている東日本大震災への復興チャリティーですが、今回は入館料をすべて義援金に充てるという活動を行っている「やちよ絵手紙の森美術館」さんをご紹介します。

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↑ やちよ絵手紙の森美術館は、村上橋近くの交差点そばにあるアース・メイトさんの建物に隣接しています。

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↑ 駐車場も自転車置き場も完備。新川の散歩ついでなどにもふらっと立ち寄りやすそうな雰囲気です。

このやちよ絵手紙の森美術館は、瀧下白峰(たきした はくほう)さんとむつ子さんというご夫婦の作品が並べられています。むつ子さんは趣味の小説やエッセー、絵手紙が高じて多くの文芸賞を受賞するまでとなり、現在では京成バラ園でカルチャー教室の講師などをなさっているほど。一方、ご主人の白峰さんは白水書道会会長を務めていらっしゃる書道家です。
奥様が絵を、そしてご主人が文字をしたためるというスタイルで、数多くの絵手紙作品を生み出されてきたお二人ですが、今回の東日本大震災では大変心を痛められました。

『日々報道される数々の不安要因や、被災した方々の辛く過酷な状況を目にし、何か救済の手段がないものか?私共の美術館でも何か手助けできる方法を・・・と考えあぐねておりましたが、やはり絵手紙によって支援を!ということで、震災への「祈り」を込めた原画展を企画いたしました。3/23〜6/26(月曜日休館)の期間中にお越しいただいた方からの入館料は、すべて義援金として被災地へお送りします。絵手紙を通じて心に不安や哀しみ、心配を抱えている方々へ少しでも心休まる時間を過ごして頂ければと思っています。』

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館内には、常設展示の作品以外に、今回のテーマ「祈り」を込めた作品約60点が展示されているそうです。これらの原画は絵手紙として加工されていて、購入することもできます。柔らかなタッチの温かな絵に添えられた言葉は、どれも被災された方々へ直接届けたくなるものばかり。

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↑ 裏面には、「3.11東北関東大震災復興支援チャリティー絵手紙原画展を開催いたします。期間中の入館料は全て義援金とさせていただきます。一人でも多くのご来館をお待ちしております。なお、被災者の方々に心よりお見舞を申し上げます」と書かれています。

やちよ絵手紙の森美術館は、毎月のように新しい作品が展示されているそうで、いつ見に行っても新鮮味があって癒されると評判の美術館。まだ訪れたことのない方は、この機会に募金をするというつもりで、一度足を運んでみてはいかがですか?
きっと、何度も立ち寄りたくなる素敵な時間が過ごせると思いますよ。

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東日本大震災復興支援チャリティー 絵手紙原画展「祈り」
【開催期間】平成23年3月23日(水)〜6月26日(日)※月曜日は休館
【企画内容】震災への祈りを込めた原画約60点を展示。期間中の入館料は全て復興支援への義援金とさせていただきます。


●やちよ絵手紙の森美術館 047-487-6265
千葉県八千代市村上南2-16-25 東葉高速鉄道「村上駅」より徒歩15分

【開館時間】10:00〜16:00
【休館日】月曜日及び毎月末火曜日(但し、月曜祝日の場合は火曜日が休館日)
※その他、夏季休館日(8/9〜8/23)・年末休館日(12/25〜1/4)
【駐車場】有り/無料
【入館料】500円
【ホームページ】http://www.geocities.jp/kokorono_fukei_1953/index.htm
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